この間のSCENE 23「臨界点Ⅱ」も凄まじかったですね…。グガガガガ・・・と唸りまくってますクレアさん…。
さて、話は遡って、SCENE 2「黒の書」です。
前回、妖魔に家族を殺されてしまった少年・ラキは、クレアと共に旅を始めることとなり、行く先々でバッサバッサと妖魔を斬り殺していくクレアの超人的な力を見せられるわけだが、そもそも“クレイモア”とは何なのか、というのが今回のお話。
半分妖魔で半分人間、戦う時には瞳を金色に変える銀眼のクレイモアは、「少食」だ。あれだけのパワーと敏捷さを保持しているから、さぞかしカロリー消費が物凄いのだろうと思いきや、オオトカゲの肉も少々口にしただけでもう充分。クレア曰く、二、三日の間に少量食べれば済み、一週間飲まず食わずでも全然平気。たった少量の食料補給のみで活発に動き回れるこの効率性の良さは、彼女達が妖魔の血と肉を体内に取り込んでいるからに他ならない。妖魔の血と肉が人間の体に取り込まれることでどう作用するのかその辺りのメカニズムはようわからんのだが、要はそういうこと。
半人半妖になると、髪や体の色素が失われて、瞳も銀色になるし、皮膚の色も通常の人間よりも色白になる。そして、でっかい剣をぶんぶん振り回せるほどの力と俊敏さを得ることができる。どうやって妖魔の血と肉を取り込むのか、それも定かではない。原作によれば、腹を裂いて云々とあるから随分と凄惨なものなんじゃないかと想像はできる。異物を入れられた体は半人半妖の身に変化し、その過程がまた苦痛を伴うらしいので、クレイモアになるのはとっても大変、なのだが、多くは自らの意志で半人半妖となるのではないみたいなんだよね。そういう暗~い部分があるわけだ。
かてて加えて、人間に死があるのが避けられないように、クレイモアにも避けられない運命がある。クレイモアとして戦ううちに、その体はじょじょに妖魔に近づいていき、仕舞いには妖魔と化し、人としての意識、理性を失ってしまう。まぁ、要は、「内臓食べたい」ってことになっちゃうわけだ。オールマイティのスーパーヒロインというわけには行かず、唯一の制約がある。
これは彼女達自身最大の問題でもあって、人の臓物を喰らう化け物になるくらいなら、人のまま死にたい、と思うわけだ。で、もう限界を超えそうだ、だめだよワタシという時を自覚したときに、「黒の書」というのを仲間に差し出す、という一つの約束事がある。大剣の中に各々が、自分の固有の印が刻印された黒い紙を持っていて、この人に、と思う相手にそれを渡す。それは自分を殺してくれ、というサイン、ということらしい。今回、クレアは唯一の友人であるエレナからその「黒の書」を受け取ることになる。クレアは躊躇することなくその仕事をやり果せるのだが、如何ともし難いこととしていつか限界を超えてしまう事を受け容れているからなんだろうなぁ。ほんと、どうしようもないもん。でも、そういう定めはやっぱやりきれないよ。
そういうなれの果てがわかっちゃっていると何だか絶望的な気分になる。だからこの作品はどよどよ~っとした暗~い雰囲気なんだよね。別に背景が暗いとか画面が暗いとかそういうことだけではないのだ。
こんなに辛いのにどうして戦うのか、とむせび泣きながら問うラキに、クレアは「それが私達の存在理由だからだ」と答える。
妖魔と戦い、最終的には自らも妖魔となってしまう運命を負ったクレアの戦いは明日も続く!というところで次回へ。
因みに、今回クレアの友達、エレナ役は川澄綾子さん。「ぷぎゃ~、千秋せんぱ~い」と“のだめカンタービレ”してた人。主役をはれるキャストでも一週でさよなら。なんて贅沢なキャスティングなんでしょうか。
今月26日は「CLAYMORE Limited Edition Sequence.2」の発売日です。
第3話「まほろばの闇」から第8話「覚醒」までを収録。
