#003 「まほろばの闇」
テレビ放送は既に終わってしまっている「CLAYMORE」ですが、後追いで所感を書いてみたいと思います。
SCENE 3「まほろばの闇」です。
本格的にクレイモアの“仕事ぶり”が観られる回。
聖なる都・ラボナのカテドラルに出没する妖魔退治が今回の任務。ラボナは「神聖な都」なので、妖魔の血肉を取り込んだ、忌むべき存在であるクレイモアは立ち入り事を許されていない。よって、特殊な薬を使って銀眼を元の眼の色に戻し、普通の人間を装い街に潜入する隠密行動を余儀なくされ、しかも妖魔を見分ける力も薬の効果で一時的に失われるという制約つき。妖魔は人間に擬態することもできるので、今回は少々厳しい任務というわけで。
犠牲者は全て大聖堂の中で出ていることで、妖魔が大聖堂の中に潜んでいると見当をつけるも、薬のせいで所在がなかなかつかめないし、夜陰にまぎれて仕事に出ようとしても、聖都の兵士に“絡まれて”やりにくいことこの上ない。さらに、退治の対象たる妖魔は、どうやら普通の妖魔とは違って、長生きしてより狡猾になっている妖魔=異常食欲者らしいので、簡単に片付けられそうもない。
少々分が悪いと感じたクレアは“もしも”の時のために、ラキの今後の事を依頼主であるヴィンセント司祭に託すことになる。
普段は表情に乏しく傍目にはとても冷淡に見えるし、自分に優しさを求めるなとラキを突き放す言い様もするんだけど、クレアの優しさが滲み出ていてちょっとここはいい場面だなと思う。村から棄てられた孤独な身の上に過去の自分をオーバーラップさせているからこそ、ラキに同道を許して連れて来たわけだから、ここに至って放り出すのはいささか非道い振る舞いだからね。
さて、ただでさえやりにくいのに、戒厳令下の夜間を警邏する兵士二人が、妖しい奴=クレアを見つけてちょっかい出してくる。兵士の中でもそれ相応の手練らいしのだが、クレイモアの相手になる筈もなく、軽くいなされてしまうわけで。聖都を守る兵士だという自負は、クレアが<銀眼の魔女>であることを知るとさらに大きくなって、妖魔の相手にすらならんのだよ、という認識さえも曇らせてしまって、結局、これがクレアにとってあだになってしまうのだ。お前ら自分の力を過信しすぎていないか?と突っ込む間もなく、姿を晒した妖魔に遭遇するや否や歯牙にもかけられず、クレアの邪魔になっていた。案の定、彼らを庇ったクレアは異常食欲者にやられてしまったのだった。
クレア、ピンチ!で、エンディング。
ヴィンセント司祭を演じていたのは矢島正明氏。スタートレックの吹き替え版に出演して有名になった人だそうだが、管理人としては矢追純一のUFO番組のナレーションの方が印象強いのですな、これが。渋い配役です。
次回は、SCENE 4「クレアの覚醒」。
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