カテゴリー「ガラスの艦隊」の35件の記事

2006年10月26日 (木曜日)

ガラスの艦隊 最終回「喝采のごとく・・・」

 関東圏では、テレビ局側の都合により最終回が放送されないという事態になり、最終回手前で終わってしまっていた「ガラスの艦隊」。公式ページにおいて期間限定(11月7日まで)で最終回の配信がされていましたので折角ですから視聴しました。

 内容の詳細は他所のブログでも書かれているので省略しますが、いや~、面白かった。
 ヴェッティ@石田彰によって集められた領土艦が結局、他所の銀河へ向かうための巨大戦艦のパーツだった、ということは予想どおりでしたね。とはいえ、コートドールがバラバラのパーツになって、巨大戦艦を形作り、その中心にガラスの戦艦<アイオロス>が“パコッ”とはまったところは笑いました。

 「双頭の鷲」の預言にある、「鉄の鎧」と「愛の神」が、クレオ@津田健次郎とヴェッティ、どちらなのかというのも、「鉄の鎧」=クレオ、「愛の神」=ヴェッティということが明らかになりました。ヴェッティの境遇はちょっと壮絶なものがありましたし、「愛」を弄んでいるように見えてその実、「愛」を求めていた、というわけですな。「これからお前は愛のために生きろ」とクレオに言われたヴェッティです。

 クレオとヴェッティの銀河の覇権を巡る闘争は、クレオが自分のソレイユをヴェッティに渡して死んでヴェッティが生き残るという結果にはなりましたが、クレオはヴェッティの中で生きつづけているわけで、しかも、銀河の覇権という次元から人類の新しい世界への旅立ち、というより高次の次元に移っていったわけで、これは、二項対立の乗り越えのすえに止揚されていった、<「ガラスの艦隊」的アウフヘーベン>というべきものであります。

 重い鎖は解き放たれた。天使の翼を広げ…。
 …お前だけの、風になれ。

 ということで、近年稀に見る「異色作」である「ガラスの艦隊」の感想はこれでホントウにお終いです。
 半年間、楽しませてもらいました。
 

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2006年9月22日 (金曜日)

こういうことだそうだ

 テレビ朝日で「ガラスの艦隊」をご覧いただいておりました皆様へ

>本作品は企画当初より放送用を24話分制作することで進めておりましたが、放送枠 (日時)の確定時において、テレビ朝日様の編成事情により、放送話数は22話と通達をされました。 その後も放送の編成状況を鑑み、その状況に合わせ相談させていただきましたが、 23話までの放送ということで決着して、残念な放送終了となってしまいました。

 視聴率が悪いという理由ではなく、単なるテレビ局の都合だったということですなぁ。
 事情はどうあれ、途中の1話分すっ飛ばしてでも最終回まで見せて欲しかった、というのが「ガラ艦」視聴者の一意見。「バルドー公暗殺未遂」の回はなくてもよかった。

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2006年9月 7日 (木曜日)

ガラスの艦隊 第23回「血戒のごとく…」

 今回の「血戒のごとく・・・」」は、銀河の命運をかけた人民軍と神聖皇帝軍の最終決戦が始まり、艦隊戦あり、ガラスの戦艦の大活躍あり、そして戦いの陰で十字星教の逆襲、と思ったらなんとっ!っつーことで正しく怒涛の展開でありました。見所が沢山あってすべてを書ききれないくらいですね。
 神聖皇帝軍が王家秘伝の「ガラスの製法」を用いて「ガラスの艦隊」を作り上げ、神聖無敵艦隊と称して人民軍に立ちはだかりますが、ようやくここでタイトルの「ガラスの艦隊」が登場でした。対する人民軍は、相変わらず数の上では劣勢に立たされますが、クレオ@津田健次郎の本家本元のガラスの戦艦がヒュンヒュン飛び回り、久々にその雄姿を見せてくれた次第です。
 髪が金髪から銀髪に変わってしまい、死期が迫っていることを悟ったヴェッティ@石田彰は、自らの生死の命運をクレオとの最終決着で見極めるため最後の戦いに臨む。対するクレオも、人類の未来のために銀河の命運をかけて戦いに臨む。くー、燃えますなー。人類の未来のために、というクレオ側の姿勢も崇高なものですが、銀河が滅びると言われても自己の命を繋ぐことをあくまでも貫くヴェッティの姿勢も、徹頭徹尾、首尾一貫していて強烈な意志が見るわけであります。まー、言い方によっちゃ、「我欲」マミレなんですがね。しかし戦いの真っ最中に十字星教の捕らえられてしまうという事態に!ここら辺、さすが最終回直前だけあって展開が早いです。ヴェッティは、法王が黒十字に至るつもりは毛頭なく、コート・ドールを礎に支配欲にまみれた自分の世界を創るつもりだろう、とその黒々とした欲を見透かしていたわけですが、ここぞというところで詰めを誤ってしまったようです。しかし、ヴェッティが法王の本心を喝破したことによって、十字星教の信者たちに動揺が生じ、黒十字に向かうはずのコート・ドールが針路を転換したので、十字星教の信者たち(民衆)は法王の裏切りに怒り爆発。そして、十字星教の教義を真摯に信じ、ヴェッティとの婚姻が人民を救う道に通ずると信じていたレイチェル@柚木涼香は、ヴェッティの本心を知ったことで、ぷっつんしてしまい、加えて父親も黒十字ではなく別の銀河に行く、と言ったもんだから、父親をブスッと刺し殺す始末。レイチェルの壊れっぷりが怖いですぅ(汗)コート・ドールで起きたこの混乱は収拾し難い様相を呈していましたし、ヴェッティの神聖帝国を瓦解させてしまうことでしょう。そして、物語はクレオとヴェッティの最終的な決着とともに、黒十字から如何にして逃れ、人類の未来を手に入れるか、という局面に移り、大団円で終わるのではないかと、最終回の予想。ヴェッティが、暴徒と化した民衆に「もう一人の悪魔がいるぞ!あいつも晒せ~!」と、襲い掛かられるところでブツッと終わってしまったものですから。一体最終回はどうなるんでしょうかね~。最終回を観たら、「ガラスの艦隊」への迸る思いを綴ることができたのに、ほんとザンネン。途中でぶった切られてしまったから、興醒めですわ。黒十字に至ることより、視聴者にとっては「最終回に至る」ことの方が問題です(笑)
 簡単に総括してしまいますが、この「ガラスの艦隊」、管理人の私見によれば、主人公はクレオでしたが、陰の主人公はヴェッティ・スフォルツァでした。我欲の塊みたいなヤツでしたが、却ってそれが圧倒的な存在感を醸し出していました。こういう濃いキャラがいるとストーリーも面白くなります。立場もその主張も違うそれぞれの登場人物の相克が、まさに醍醐味であります。クレオとヴェッティの最終的な決着を観ることができず、「巨大戦艦は出てくるのか?」といったところも見届けることができず、いささか消化不良ではありますが、テレビ朝日が最終回を放送しない以上、今回で「ガラスの艦隊」本編の記事は終了となります。
 それでは、最後にこの一言で締めくくり。
 「君も我が刻印を受け給え」

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2006年9月 6日 (水曜日)

最終回じゃないのに

 「最終回」です。ヴェッティ陛下、髪が真白になってるんですが。
 感想はまたあとで。

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2006年9月 4日 (月曜日)

関東は今度の放送が最終回(ガラスの艦隊)

猪股プロデューサーが語るEPISODE-23「血戒のごとく…」 キーポイント  まず残念なお知らせからです。テレビ朝日をご覧の視聴者の皆様には、今回がシリーズ最後の放送となります。事情を云々することも特にないのですが、結果として放送がここまでということになってしまいました。  いつも放送を楽しみにされていたファンの皆様には大変申し訳ないのですが、9月24日から始まるCS放送(AT-X)など、第24回の視聴機会については別途に複数検討していきますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。  なお朝日放送は、現状、オンエアが第24回まであると聞いています。

 とスペシャルブログにあり。
 そうかぁ。最後まで観られないのか・・・(´・ω・`)ショボーン

 未放映分の2回は途中の回だからまだいいんですがね、最終回を放送しないってのは、いただけない話ですねぇ。DVD買おうと思っても、そんな先には「ガラスの艦隊」熱も冷めていることでしょう。
 ということで、今週23話にて、当ブログの「ガラスの艦隊」の感想記事も最終回となります。

 風が笑ってるぜ・・・

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2006年9月 1日 (金曜日)

アニメ批評:ガラスの艦隊(まんたんWEB)

まんたんweb

複雑な政治背景や迫力の艦隊戦など、田中芳樹の「銀河英雄伝説」を思い起こさせるスペースオペラだが、圧倒的な違いはそのせりふ回し。本家がハードボイルドなら、こちらはさしずめ宝塚歌劇。特に劇中〝最強〟の美形、帝国の皇帝ヴェッティが乱発する「真の美しさは仮面をかぶっていても隠せない」などのまるで見栄を切るような大仰なせりふがあふれている。この妙なくどさが実は味の一つで、列強同士の宇宙戦争というハードな世界観と実にマッチしており、違和感がないのだ。

 「複雑な政治背景」というより、対立構図が明確なのが「ガラスの艦隊」。
 「宝塚歌劇」かどうかは異論があるが、「妙なくどさ」というのは的を射ているかも。
 この番組、全国放送ではないので観ていない人はたくさんいると思いますが、突っ込みどころ満載の「異色作」。登場人物はあくまで「真剣」なんだけど、その「真剣」さがこれまた奇妙で面白い。まぁ、DVDとかで観てみてください。

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2006年8月30日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第22回「修羅のごとく…」

 いやー、今週の「ガラスの艦隊」は予想どおりの展開あり、驚愕の展開あり、で快作(あるいは怪作)と呼ぶに相応しいものでありました。
 「星の子」「双頭の鷲をつくりし箱」も存外あっさりラルフ@釘宮理恵に解明されてしまいました。それはそうです、もう残すところあと2回なのですから、さっさと謎は解明してくれなくては困ります。暗号解読の天才ラルフによれば、「星の子」とはブレスレット(宇宙空間の磁気嵐)であり、「星の箱」(すなわち双頭の鷲をつくりし箱)はそのブレスレットの中に存在するということ。でも、視聴者には何故「星の子」=ブレスレットなのか、そこのところの根拠が今ひとつ解せない部分なのですが、それはそれとして、ヴェッティ@石田彰は早速、御座船に乗り込んでブレスレットへ向かった次第。で、クレオ@津田健次郎の側もヴェッティ側の暗号を傍受して行方を捕捉し、いきなりヴェッティと交渉しようとブレスレットへ向かい、両者鉢合わせで一触即発、というところでガラスの戦艦に似た「王家の戦艦」に乗った預言者ギルティ@上村典子が間に割って入り、クレオとヴェッティに今こそ真実を明かすからこっちに来いということに。ギルティは銀河消滅の危機を語り、王家が未曾有の危機的状況を打開するため、双子の兄弟であり最後の王マグヌス・コルベーユの息子であるクレオとヴェッティに、「双頭の鷲」として銀河統一をさせ古代のテクノロジーを復活させようとしたこと、ギルティ一族がクレオとヴェッティにソレイユをインプラントしたことを語った次第。これらの殆んどはある程度明かされていたので今更驚くほどのことではありません。しかし、テクノロジーを得るための鍵となる巨大戦艦を復活させる具体的な方法というのは曖昧なまま。一体どうすりゃいいのでしょうか?ギルティ様?それはそうと、事の真相がそういうことならば、結局ヴェッティが求めていた自身の延命を図る手立てというのはなかったわけで、自身の見当違いに自嘲する外なし。しかも、王家が滅んだがゆえに恥辱の日々と送り自身も悪徳に身を染めつつ、自分の行く先は光輝いているはずだと信じていたヴェッティにとっては、これまでの歩みは人類を救うことなどではなく、あくまでも自己の為だったのであって、この期に及んで人類の救世主になることが真の運命(さだめ)だったなどというのは到底受け入れ難いことなのであります。「双頭の鷲」として救世主になるには苦難の道が必要だったと言われてもねぇ・・・。クレオの苦難の人生よりも余程ヴェッティの苦難の方が同情に値すると思いますが。救世主になる気が更々ないヴェッティとの交渉など出来る筈もございません。「双頭の鷲」の運命を拒否したヴェッティはクレオのソレイユで命を繋ぐ、と宣言。決裂です。そこでクレオが「まさかお前も・・・!」と言ったのは、要するにクレオも先が短いってことだな。ヴェッティのソレイユが不良品なのかと思ったら、クレオの方のソレイユも寿命があった訳です。しかしあーたねぇ、胸のソレイユが疼くとはいえ、今までピンピンしていたじゃありませんかー。取って付けたように言われると、視聴者としては苦笑せざるを得ません。元々1年くらいのスパンでやる企画だったと仮定すれば、2クールで収めるには確かに余裕がないということはわかりますから、悠長に伏線張ったり出来なかったということにしておきましょう。さて、クレオとヴェッティの決着は避けることが出来ないことになりそうでありますが、此処までのクレオとヴェッティ、二人の相克と決着後の展開については管理人としては心の内に期するものがあるのですが、最終回でそうなるかどうか楽しみにしている次第であります。
 にしても、ラルフが退場してしまうとは予想だにしませんでした。まさに驚愕の展開。レイチェル@柚木涼香が刺すのはヴェッティだと冷や冷やしておりましたので、ラルフはノーマークでしたね。嫉妬に狂ったレイチェルに殺され、黒十字に吸い込まれていってしまいました。
 側近はいなくなり、ゴルナ@菅生隆之は密かにコート・ドールのコントロールを掌握してしまっているし、最後に卒倒するし、むぅ、ヴェッティ陛下、危うし。

 さて、「ガラスの艦隊」も残すところあと2話。
次回は、今回お預けをくってしまった“最終決戦”となるようです。再び決起した人民軍と神聖皇帝軍の艦隊が激突。その裏で法王のオヤジがなんか企んでいるらしい。
 ところが管理人の録画機器のEPG(番組予約)は「血戒のごとく・・・(終)」となっているのですが??次回が最終回なわけ?猪俣Pの話ではあと3回(8月29日時点)だそうだが?

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年8月23日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第21回「深紅のごとく…」

 刺客から難を逃れたクレオ@津田健次郎とミシェル@甲斐田裕子は、ヴェッティ@石田彰を話し合いの席に着かせるために、バルドー公@唐沢潤の協力をとりつけ、他の貴族にも協力を仰ぐことになった次第。いきなり王家の威光をちらつかせているのかと思ったが、そういう風でもなく、ミシェルが接待・交渉の前面に出ているようであります。まぁ、世間一般的にいうと、王家の血筋とはいえ未だクレオの認知度は低く、それに比して「ミシェル・ヴォルバン」は人民軍の象徴として貴族の方々の間ではつとに有名ですからね。目下のところ「どこの馬の骨ともわからない」と貴族の方々に思われているクレオよりもミシェルが適任でしょう。クレオの方も今は王家復興よりも銀河消滅の危機をどうするかに目的が移りつつあるので、相手が交渉で渋ったときには、「王家のクレオ」を出してもいいと寛大なお言葉で、「王家の威光」の大盤振る舞い。神聖皇帝に反旗を翻すには、充分すぎるほどの大義名分であります。ところが、貴族連中との交渉で少々ミシェルはお疲れ。そして頭をよぎるヴェッティに貞操を奪われた悪夢。癒しを求めたミシェルは、ラシーヌ・ヴォルバンとしてクレオの愛を求めた次第。人民軍の象徴ミシェル・ヴォルバンとして生きていくという決意をしていても、結局、ミシェルは女だったのです。クレオに抱かれて癒されていくのでありました。いつもは大仰な台詞で視聴者を失笑させるのに、「オレのものになれ」というクレオの台詞だけは今回に限ってはとても“リアル”でした。アダルトなムードで深夜アニメに相応しい場面でした。バンザイ。「英雄、色を好む」と申します。これも英雄の性(さが)であります。
 ミシェルといい雰囲気の中、クレオは少年時代の思い出話。少年クレオ@朴ロ美は威勢がいい割には喧嘩は滅法強いというわけではなかったみたいです。育て親からは天下をとる、と刷り込みされていたようです。そんなことを言われ続けていれば、王家の血を引いていなくてもその気になってしまいそうです。しかし、クレオがここまでやってこられたのは、周囲の人間は固より多くは彼自身の力によるところが大きいでしょう。ガラスの戦艦・アイオロスを育て親から受け取った後の彼の事跡は不明なので、あくまでこれは想像によるところが多分にありますが。
 さて、「永遠の銀河を手に入れる」という十字星教の教義を実現するため、銀河の中心に突っ込もうと(おいおい・・・)コート・ドールの制御を奪ったゴルナ法王@菅生隆之を、ヴェッティは難なく拘束。法王の目論見を看破していたのでありました。そうです。為政者は簡単に人を信用してはいけないのです。常に冷徹な目で周囲を見つめていなければならないのです。しかも、自分自身の本意はみだりに人には明かしてはならず、悟られてはいけないのです。例えそれが身内であっても、であります。父親が地下牢に投獄された娘・レイチェル@柚木涼香は猛然と抗議しますが、十字星教の教義など「世迷言」と、これっぽっちも信じていないヴェッティは取り合わずに一蹴し、ついには右目を診察していたミュスカ@園崎未恵を愛人と勘違いしたレイチェルの頬をパシーンッ(!)。夫婦喧嘩は犬も食わぬと申しますが、ヴェッティ・レイチェル夫妻に限ってはそれは当てはまりそうにありません。今後、背後には気をつけた方がよさそうです、ヴェッティ陛下。
 ミュスカの見立てによれば、クレオとヴェッティのソレイユはもともと一つのものだったものであり、何らかの理由で二つに分かたれそれぞれの身体に埋め込まれたということ。それだけではない・・・と先を続けようとしたときにレイチェルが乱入してきてしまったので、その続きは次回以降へ持ち越し。ひっぱります。あと何話もないというのに、最終回直前まで引っ張りそうです、クレオとヴェッティのソレイユの謎は。
 ミシェルがクレオのものになったり、ヴェッティが妻に手をあげたり、“濡れ場”と或る意味“修羅場”で今週も驚きの展開でした。あー、今週も面白かった。

 んでもって、次回は三度目のクレオ・ヴェッテイ対決。
ついに雌雄を決する時が来たか!

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年8月16日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第20回「瓦解のごとく…」

 前回の感想で、「今や全宇宙の7、8割を統一しているヴェッティがいるのに、ここでクレオが銀河統一すると言って戦争するのは、とてつもなく非効率」と書きましたが、ガウェイン提督の薫陶を受けて少しは考えるようになったようです。今までのクレオ@津田健次郎であれば、未曾有の危機に際してもオレ一人で充分だ、みたいな孤高の姿勢であったことでありましょう。どうやったら黒十字の脅威から人類を救って銀河を脱出できるか、一つの選択肢として、ヴェッティ@石田彰と手を組むということもありうると協調路線の可能性も示唆したことで、クレオの視野も広がりつつあります。てか、銀河消滅まで時間が然程ないと思われるので、クレオの提言もかなり有効な選択だと思う次第。とところが、ミシェル@甲斐田裕子は猛然と反対。ヴェッティと手を組むくらいなら死を選ぶとさえ言い放つ。そりゃそうだわな~。この際四の五の言ってられない、というクレオの言葉は全くその通りで、過去の遺恨やわだかまりは一端脇に置いて、危機的状況を打開することに注力すべきなんですが、ミシェルはヴェッティに対しては有り余るくらいの恨みつらみがあるし、自分も貞操奪われた(と思っている)訳ですから、過去に拘泥するなと言われても俄かには首肯できないでしょう。まぁここが、クレオとミシェルの懐の広さの違いなんでしょう。クレオは何でもポケットに入れられるのですが、ミシェルはそうではない、と。ここら辺が男と女の性(さが)の違いなんでしょうね。やや感情的になるミシェルと現実的な提案をするクレオを見た人生経験豊富なB.B@唐沢潤は、ミシェルが女性であることを見抜いていましたが、いったい皆さんいつミシェルが女性であることを知ったのでしょう(ミシェルが女性であることに思いを遂げる直前まで気がつかなかったヴェッティはいったい・・・)。戸惑いを見せるミシェルに女公爵は「女は現実的なの」と言って暗にクレオの提案も考慮に入れるべきことを匂わせつつ、「ミシェル・ヴォルバンという偶像」について説く。しかしながら、「人民にはミシェル・ヴォルバンという偶像が必要」といいつつも、ミシェルの部屋にドレスをしつらえておくところは、女としてのミシェルもお忘れなきよう、と言っているかの如くです。クレオといい雰囲気、になっていくのでしょうかね。
 さて、そんなこと話し合っている間に神聖皇帝軍の特殊部隊がバルドー領に侵入。この部隊は、バルドー領のソレイユを破壊し領土民を掃討した後にB.Bを暗殺せよというヴェッティの密命を帯びていました。ここでミシェルと特殊部隊長の間で、人民軍と神聖皇帝軍のどちらが正義か悪かの応酬があったわけですが、平和を望むが故に戦っているという部隊長の言葉に、神聖皇帝軍こそ悪だ、というミシェルの固定観念が崩されてしまった次第です。確かに、神聖皇帝であるヴェッティ自身の悪徳さは一側面としてあるものの、下々の者もすべて悪とはこれ、言い切れないですからね。まぁ、人と人の争いにおいて善悪二元・正義と悪という風に物事を簡単に二分して割り切ってしまうことほど短絡的な思考はありません。ミシェルもそういう固定観念から抜け出せたことで、先ほどのクレオの提案を受け入れる素地ができたというものです。
 ですが、クレオ側が歩み寄りを見せても、ヴェッティがこれを拒絶すれば、クレオの提案も灰燼に帰すことになります。ヴェッティがどう出てくるかが今後のストーリー展開を左右することになるやもしれません。しかし、ゴルナ法王の陰謀といい、レイチェル@柚木涼香の「危うさ」といい、ヴェッティも背後に気をつけなければ後ろからブスッとやられかねません。愛が憎しみに変わる、なんてこともありますが、愛が狂気になることもあります。ことレイチェルに関しては、ヴェッティと疎遠になってどんどん壊れていっています。このままでは「狂気の愛」に変わっていきそうであります。視聴者はハラハラドキドキするのであります。
 それにいよいよヴェッティ陛下の死期が近づいています。
 クライマックスに向けてこれからどんどん面白くなっていきますよー。(ちなみに、最終回のアフレコは終わったそうな)

革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年8月12日 (土曜日)

ガラスの艦隊 第19回「覇道のごとく…」

 今日はえらい雷でしたね~。
 ゴロピカリに、ビクついてしまった管理人です。んじゃ、「ガラスの艦隊」の感想、投入しますぅ。

 退場するにはちょっと早すぎやしませんか?とガウェイン提督や他の仲間の死を追悼した後、クレオ@津田健次郎はガラスの戦艦を取り返すため、さてどうしようか、と思案しているところに、神聖皇帝軍の暗号を傍受(!)「至急増援、ガラスの戦艦」。てか、元囚人がそんな暗号解読技術をもっているのか?神聖皇帝軍の暗号文も随分と杜撰なものであります。という突っ込みは置いておくとして、うまいことガラスの戦艦を取り戻す機会が掴めたのでありました。
 一方でガラスの戦艦はいえば、神聖皇帝軍に包囲されて危機的状況。やはり俄か艦長(ミシェル@甲斐田裕子)と俄か操縦士(シルア@伊藤静)では少々力不足なのでしょう。が、突如現れた巨大戦艦。
 「オレの風に乗れ・・・」
 クレオだー!クレオが来るー!どうやってガラスの戦艦に乗り込むんだー?なにぃー?と、飛んだー!そして、宇宙で輪舞を舞いながらミシェルと再会だー!もう管理人は笑いを堪えるのに必死でした(笑)正に感動の再会シーンとなるはずが、「ガラスの艦隊」屈指の迷シーンとなること請け合いであります。
 ガラスの戦艦はクレオが戻ったことで息を吹き返し、水を得たイカ、あいや失礼、魚のように縦横無尽に動きまわり、シルアの初・心臓抜き(しかも3隻同時)で見事神聖皇帝軍を撃破した次第。
 その後、クレオ達は女公爵B.B@唐沢潤のもとへ身を寄せ、クレオから今後の方針について決意表明があり。曰く、我々人類は別の宇宙から来たこと、今居る銀河は黒十字に引き込まれてじきに滅びること、自分が銀河を統一して、人類みんなでこの銀河から脱出する。そのためには、王家復興の志も捨てる。それはそうです。世界が滅びようとしているのに、王家復興も何もございません。それは、クレオ殿下、適切な判断というものでしょう。ですが、銀河統一に際して最大の障害は、神聖皇帝ヴェッティ・スフォルツァ@石田彰であります。銀河の真実を突きつけて、オレに天下をよこせっていうんでしょうか(笑)考えてみれば、今や全宇宙の7、8割を統一しているヴェッティがいるのに、ここでクレオが銀河統一すると言って戦争するのは、とてつもなく非効率ではありませんかね。ヴェッティの悪政に不満を抱く人民軍は願ってもないことですが、銀河の危機に際し、最早戦争なんてしている場合ではありません。とっとと逃げる算段をしなければならないのです。「天才的戦略家」クレオは、ヴェッティという障害をどう退けていくのか、正攻法で真っ向勝負ばかりではうまく行かないでしょうね。で、ガウェイン提督の薫陶を受けたことが少なからず役に立ってくると、こう思う次第です。
 ところで、そのヴェッティ陛下の足元を揺るがす由々しき陰謀が、十字星教によって着々と進められていました。ヴェッティの領土艦コート・ドールのソレイユのコントロールを密かに奪おうとしているらしい。十字星教が、銀河の支配者となったヴェッティと政略結婚をしきりにしたがっていたのは、結局、この為だったのでしょう。ゴルナ法王@菅生隆之はレイチェル@柚木涼香に、十字星教の教義のため、最後の王マグヌス・コルベイユを自らの手で殺めたことを告白して、凶器の剣(マグヌス王自身の剣)を託します。う~む、十字星教というのは、いささか危ない宗教のようです。黒十字に至れば永遠を手にすることができる、という十字星教の教義をないがしろにする者は排除する、ということでありまして、自らの意に添わないヴェッティも十字星教にとっては目障りな存在となったのでありました。ヴェッティ危うし、であります。親父の行動もそうですが、娘も夫とうまくいっていない時に、そんなごつい剣を渡されては、その剣でヴェッティをブッ刺すのではないかと、視聴者は冷や冷やさせられるのであります。レイチェルも、登場当初と随分と性格が変わってきているような気がいたします。あの高慢で誇り高いレイチェルはどこへいったのやら。不気味です、レイチェル様(笑)
 さて、ヴェッティはガラスの戦艦がバルドー領に逃げ込んだということを知り、交渉などというまどろっこしい手段は捨てて、周囲の反感を買おうが関係なく、歯向かう者はすべて潰せと厳命。ヴェッティ陛下の命数もそろそろ尽き掛けている時です。なりふり構わず、であります。
 クレオ・ヴェッティ対決は今か今かと待っているところでありますが、クレオの側にある「銀河滅亡」「兄弟」という情報と、ヴェッティの側にある「テクノロジー」「星の箱」という情報が今後、回を追うごとに共有されていくことでしょう。物語もそうやって収束して、「大団円」となるのではないかと思う次第であります。あー、もう最終回予想してしまいました。
 さぁ、皆さん、クレオ殿下のお言葉「オレの風に乗りな・・・」の通り、風に乗りましょう。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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「オレの風に乗りな・・・」@殿下
「いやです。オレは柳に風、です」@管理人

 「ガラスの艦隊」を視聴の皆様、こんにちは。毎度、毎度、「ガラスの艦隊」の“ルネッサンス”な展開に終始釘付けになっているコリオリ.Fです。
 「ガラスの艦隊」のブログでの言及が他のアニメと比べて少ないのは、放映地域が関東と関西に限られているからである、ということを最近知りました。全国ネット、ではなかったのですね、このアニメ。
 某有名スペースオペラのパクリだなんだと、そういう声も聞かれましたが、回を重ねる毎に独自の「ガラ艦ワールド」を展開してきた異色作です(笑)。未見の方は、生産数5000枚限定「DVD第1艦~オレの名は、疾風のクレオだ~豪華版」でも買ってください。
 ところで、テレビアニメにはBGMは必須ですが、「ガラスの艦隊」もオリジナルサウンドトラックが出ます。あ、管理人は「ガラスの艦隊」の音楽、結構気に入っています。
 予定では10月25日発売です。(情報源はこちら
 おいおい、もう放送終わってんじゃないか?

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2006年8月11日 (金曜日)

ガラスの艦隊 第18回「獅子のごとく…」

 旅から戻ってきて、ようやく時差ボケも解消し、体内時計が戻りつつあります。しかし、「ガラスの艦隊」は“時間差”で感想を投入です。

 今回の「獅子のごとく・・・」は、クレオ@津田健次郎とヴェッティ@石田彰の息詰まる(!)三度目の対決、であったはずなのですが、クレオは乗り込んだガウェイン提督@小川真司のクジラのような巨大戦艦を持て余し気味でありまして、ヴェッティ側の艦船から十字砲火を浴びてしまう始末。見かねた提督がクレオの代わりに艦を指揮して、迫り来るヴェッティ側の艦船2隻をうまいこと沈めた次第であります。なんだ、ヴェッティVSガウェイン提督じゃないですか。
 ヴェッティ旗艦と僚艦2隻に対して、クレオ側は鈍重な巨大艦一隻。数としても不利だし、どれほど強固なのかはわかりませんが動きの鈍さで、少々クレオ側は劣勢に立たされています。ですが、提督は視界の悪い雲の中に敵を誘い込み、同士討ちにもっていって労せず敵艦2隻を撃沈。戦術的には「お見事」な戦い振りなんでしょうかね。クレオも感心しきりです。管理人としては今更ながらクレオの「天才的戦略家」という初期設定があまり生かされていないような、そんな思いを同時に抱いたのですが(汗)
 引き続き、提督は敵艦のソレイユ(動力源)を破壊するため、ヴェッティ艦に突入し、白兵戦を仕掛けます。
 こうなると、クレオが俄然やる気満々。敵の動力源を破壊するのは提督に任せ、クレオはヴェッティの姿を探し求めます。「お前らヴェッティ呼んでこいよ」。お前はどこぞの番長か(汗)。ヴェッティも「疾風を迎えに行ってくる」と単身でクレオを迎え撃つ準備。やはり、生身でタイマンはる方がお二人を熱くさせるようであります。視聴者としても、その方が燃えます。ところがすれ違いで、ヴェッティの前の現れたのは提督でありまして、ヴェッティと提督の一騎打ちになった次第であります。
 老体ながらヴェッティを追い詰め、討ち取る寸でのところまで行ったものの、ここでヴェッティに一人の女性がオーヴァーラップして、提督は止めを刺すのを躊躇。返り討ちに遭ってしまいました。
提督はヴェッティの顔を見て一人の女性を思い出し、「もしや、貴方は・・・」「なぜ貴方がここに・・・」と絶句したわけですが、提督が王家に仕えていたということから推察するに、どうやらこの女性、王家の関係者のようであります。まず予想できるのは、ヴェッティの母親、ということですがさてどうでしょう。親が王家に仕えていたとヴェッティ自身の口から語られていたので、王家との関係が希薄だと思っていたのに、いきなりのこの急展開。視聴者はびっくりです。しかし、この後、さらに視聴者を驚愕させる事実が提督の口からクレオに伝えられるのでした。
 その前に。クレオと共に脱走してきた元囚人・ボンベイ@三宅健太の最期は壮絶でした。仲間を逃がし、その身に爆弾を巻きつけ、雨あられと射掛けられる矢の中、「俺もいつか疾風になるぜー!」と絶叫しつつ自爆してソレイユを破壊。クレオ側はボンベイの尊い命の犠牲によって逃げおおせることができたのでした。
 そして、ヴェッティの返り討ちにあった提督は、クレオに人類の未来を託しつつ、息絶える前に重大な事実を告げます。
「殿下には血肉を分けた兄弟がいる。」
 ここで再び視聴者はびっくり。そうかぁ~、クレオ殿下とヴェッティ様は兄弟だったのか!この劇的展開に管理人は心震わせてしまいましたよ(笑)。クレオはそもそも自分が王家の血筋の者だと知っていたのですが、もしヴェッティが王家の出であるとするならば、これほど底意地の悪いことはないってもんです。ヴェッティがどこまで自分の出自を知っているのか定かではありませんが、少なくとも王家の人間ではないと思っていたわけで、あまつさえ、ヴェッティの「暗い過去」を想起すれば王家を憎むのに充分な理由があったにもかかわらず、憎悪の対象が同時に自分の出自に係るものであったのですから。
 今回は、ガウェイン提督の“お手並み”と明らかにされたクレオ・ヴェッティ兄弟説で盛り上がった次第です。この物語がどのようにして収束していくのか、非常に興味深いです。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年8月 7日 (月曜日)

ガラスの艦隊 第19回 「覇道のごとく…」

<あらすじ>
 「黒十字に至り、新たな銀河を手にする」という十字星教の教義の為に、バロディカの地下で秘密裏に細工を施す法王ゴルナは、そのブリッジでレイチェルに一振りの宝剣を託す。一方、神聖皇帝軍の追撃に晒されていたガラスの戦艦は、突如現れた巨大戦艦の敵艦隊への撃破により、窮地を救われる……。そして、その艦からガラスの戦艦へとある人物が降り立つ……。

 引き続き、管理人は夏休み中なので、感想は後日にでも。(まだ旅に出ています)。
 キター!ヴェッティ陛下の足元をすくうゴルナ法王の逆襲?
 「ガラスの戦艦へとある人物が降り立つ・・・」って、クレオという予想を立てていますが、大穴でミシェル兄貴。

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2006年8月 2日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第18回 「獅子のごとく…」

<あらすじ>(公式ページより)
 再び合い交えるクレオとヴェッティ。
 ヴェッティが放った巨大砲弾は、ガウェインの巨大戦艦に回避される。
 浮上し応戦する巨大戦艦だが、慣れない船足の遅い巨艦での戦闘に苦戦するクレオ。
 そこでガウェインは指揮を引き継ぎ、巧みな戦術により敵艦を撃破、そのままヴェッティ艦へ強制接舷を果たす。
 そして、敵艦隊に乗り込んだガウェインは、迫る敵兵をクレオに任せ動力部内に辿り着く。だが、そこで待ち受けていたものは…。

 管理人はただいま夏休み中ですので、感想は後日に。(旅に出ています)
 「船足の遅い巨艦」なのに、「ヴェッティが放った巨大砲弾は、ガウェインの巨大戦艦に回避される」のか?!
 毎週毎週が楽しい「ガラスの艦隊」ですが、戦闘もかなり「ルネッサンス」です(笑)

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2006年7月26日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第17回「飛翔のごとく・・・」

 クレオ@津田健次郎が収監されたところは、領土艦ではなく「掃き溜めの星」惑星オルレアンだったとか、預言者ギルティの館の地下にガウェイン提督@小川真司の戦艦が隠されていたり、ちょぴっと予想外の展開で、そろそろクライマックに向けてエンジンがかかってきたような気がする、そんな急展開の回でしたが、いろいろ妄想も膨らむ回でもあった次第です。
 全銀河の領土艦のほとんどを手中に収めているとはいえ、何だか最近右目の激痛に襲われる頻度が増しているようで、好敵手を失ったと思った喪失感からというだけでなく、レイチェル@柚木涼香との夫婦仲はぎくしゃくしはじめ、我が命を永遠に、という野望達成にも暗雲が立ちこめはじめているヴェッティ@石田彰ですが、そのヴェッティのために延命の糸口を探るべく、惑星オルレアンの預言者ギルティ@上村典子の許を再訪したラルフ@釘宮理恵です。そこで、最初の《双頭の鷲》の預言の続きをギルティから与えられたわけですが、その預言というのが、黒十字のシンボルが掲げられたギルティの館の地下の空間の中にあった古い碑に刻まれた言葉であったことが、何やら「意味深」です。
 預言の続きとは、「双頭の鷲を創りし箱、星の子に眠る。求める者あらば再び目覚めん」というもの。ギルティは、ラルフに「星の箱を探せ」という。また、訳のわからんものを出してきましたな(汗)
 「星の箱」という代物がヴェッティ延命の鍵となるとラルフは思うわけですが、それだけではなく、クレオが知ったばかりの「銀河滅亡」ということにも少なからず関わってくると漠然と思います。
というのも、「双頭の鷲」についての預言(碑文)全体は、このストーリーの展開上、クレオとヴェッティの行動とその結果を暗示したものであるとすれば、ヴェッティに与えられた預言はクレオにも同様に与えられたものと考えられるからであります。
 加えて、二人の体内にある「ソレイユ」が似た波長を有し影響しあっているということから、両者には何らかの関係性が存在していることはいうまでもなく、クレオとヴェッティのベクトルはある一つの方向に向かっていると推察されます。とするならば、「星の箱を探せ」という託宣は、ヴェッティの行動だけでなく、クレオの行動にも一定の道筋を与えるものと思われます。
 「双頭の鷲をつくりし箱」とは何か、「星の子」とは何か。「ソレイユ」がキーワードのような気もしますが・・・。
 にしても、ヴェッティの命がじきに尽きるというのは、体内のソレイユの働きが弱っていくからだったわけで、ソレイユにはそういう使い方もあったのかぁ、つまり「生命維持装置」ってことか?と妙に感心してしまったのですが、それなら、ソレイユをもう一度移植すればヴェッティ陛下の命は永らえるのではないか?と突っ込みたくなりました(笑)まぁ、戦艦とか領土艦の動力源にもなっているような代物ですから、そんなにとっかえひっかえできないものなのかもしれません。
 幽閉状態にあったミシェル@甲斐田裕子はシルア@伊藤静の助けで脱出に成功。ついでに、神聖皇帝軍に拿捕されていたガラスの戦艦も乗組員達が奪還して、沈滞ムードが一転して再び盛り上がってきました。
ギルティの館の地下でラルフはクレオ達に鉢合わせして捕獲されるし、ヴェッティもまたクレオを追って艦隊引き連れオルレアンにやってくるし、これでガラスの戦艦が合流すると先々また一波乱ありそうな感じです。
 それにですね、ヴェッティ陛下の舅が怪しげな動きをしていまして、主のいないコート・ドールで何やら「探し物」。娘を婿にないがしろにされている父親としては、腹立たしい気分ではあるのかもしれませんが、そんなことより、「名ばかりの皇帝なぞ、いずれ朕の足元にひれ伏すことになる」と嘯き、いろいろ画策しているようす。「銀河滅亡」の未来を信仰というヴェールで隠匿してきたのが十字星教ですから、先々、この親父がいわゆる“ラスボス”になるかもしれない、と思う次第であります。

 さて、次回は三度、クレオVSヴェッティの対決であります。お~、やれやれ~。戦いじゃ~。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年7月20日 (木曜日)

ガラスの艦隊 緊急企画

 身近で感じた「俺的ルネッサンス」を画像掲示板に投稿か。
 よくやるなー。

 ちなみに、ルネサンスRenaissanceとはフランス語で「再生」を意味し、一般的には「復興」と訳されることが多い。「ガラスの艦隊」の場合、どういうことを意図して「ルネッサンス」と言っているのだろうか。
 わからねぇ、わからねぇなぁ・・・

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2006年7月19日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第16回「回天のごとく・・・」

 ガラスの艦隊も、そういえば残すところ、あと8回くらいでしたね。
 ということで、今回のガウェイン提督@小川真司がクレオ@津田健次郎に語った、《銀河の滅亡》についての話。銀河の中心、黒十字の星に引き寄せられている、といういつぞやのミシェル@甲斐田裕子の冒頭ポエムから推察するにそんなことじゃないかな、と思っていたら矢張りそういうことですか。
 十字星教が世界滅亡の事実が誌された先人が残した書物を禁書扱いし、さらに人類がこの銀河に到達した時に、黒十字の引力に引かれていまの宇宙空間に閉じ込められてしまったという事実も秘匿していたというのも、なんかありがちな話です。真実を隠すというのは、権力者の常套手段ですな。宗教側が知っていたなら、かつての王家も知っていた、と。とするなら、王家の人間であるクレオもその《真実》を知らねばなりませんね。
 ヴェッティ@石田彰の目論む巨大戦艦と太古のテクノロジーの復活とこの《真実》は、どうも繋がっていると思われるので、クレオとヴェッティの対決の行方も、この《真実》に関わる彼らの世界の行く末に帰着していくのではないかと思う次第です。つまり、二項対立が一つになって止揚していく、みたいな。《双頭の鷲》の預言通りにであります。そうなると管理人としては面白いんですが、ただ、ミシェルの人民軍は《真実》の前では矮小化してしまうんですよね。人民のための世界とはいっても、住んでいる世界そのものがなくなっちゃったら元も子もないわけで。あとは考えられる結末としては、ヴェッティが自身の生命の延命をはかっているとすれば、悪の根源みたいになってクレオ&人民軍に成敗されて、メデタシメデタシ、ということもあるかもしれません。う~む、にしてもなんだかでかい話になってきました。
  クレオは再び胸のソレイユの疼きにぶっ倒れますが、その混乱に乗じて看守の少年を縛り上げて、提督と脱走に成功。ガウェイン提督という歴戦の英雄が側にいるし、巻き返しが期待できそうです。結局、一匹狼だなんだと虚勢張っていてもですね、一人では大事は成し得ないのです。「ガラスの戦艦」(正式名をアイオロスというらしい)という立派な戦艦を持っていても、ストーリー前半は随所に戦い上手な場面は見せてくれましたが、結局「天下取り」のプランというのが全然わからなかったわけです。お前、そんなんで本気で天下取る気でいるのか?みたいなこと正直思いました(笑)ヴェッティを倒すというのはいいが、そのあとどうすんだよ?と、ちと突っ込みたくなった次第です。で、提督からこの銀河の《真実》を知らされて、「みんなで逃げる」と言ったときには、そりゃそんな事実を聞いたら一大事だろうが、王家の復興という初志はどこいったと、管理人はクレオの変わり身の早さに少々ずっこけた次第であります。でもま、銀河の《真実》を知った今、成すべきことを見定めてヴェッティの野望を打ち砕くという展開になるとすれば、銀河で一番強い奴を倒したオレが一番、という望んだ結果も得られることですし、王家の血を引いているという血筋のバックボーンもあることだし、彼が天下に号令するにたる資格はあるというものです。そして、銀河を纏め上げて、みんなで逃げるのです!
 さて、ヴェッティの方は銀河の《真実》を知っているのか知らないのか今のところ不明ですが、彼の場合、銀河がどうというよりも、自分の命を永らえることに関心があるようなので、銀河の《真実》を知ってもそれがどうした、ということになるやもしれません。これに関してもクレオとの間でこれまたひと悶着あるかもしれないと妄想していますです、はい。ただ、ヴェッティの目下の関心事は「クレオが生きていた」ということに尽きるわけで、それが要因となって、レイチェル@柚木涼香との夫婦仲もかなり冷え切ったものになってしまっている次第です。しかしながら、管理人は、最後にはレイチェルの愛は成就するのではないかと踏んでいます。オヤジ(ゴルナ法王@菅生隆之)の干渉にめげずにアタックだ!
 
 ※今回の記事は一度アップしたのですが、加筆修正してみました。

 次回は、一人惑星オルレアンの預言者ギルティ(再登場)の許へ赴いたラルフ君が、ギルティから新たな託宣を受けるようです。

 うむむ、面白くなってきました。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年7月13日 (木曜日)

ガラスの艦隊 第15回「威風のごとく・・・」

 牢獄の先客たちを手下にして“牢名主”となったクレオ@津田健次郎は、早速監獄からの脱走を企てるわけですが、うまいこと監獄から大脱走!というわけにはいかなかったようです。しかし、計画遂行の段階でいろいろわかったこともあり、視聴者としては多少の収穫があった回でもあります。
 脱走の機会を伺うために、監獄女医のミュスカ@園崎未恵に検体を申し出て身体を調べさせたおりに、クレオの身体には「ソレイユ」があることが判明したわけです。「ソレイユ」とはすべてのエネルギーの源だそうですが、そんなどえらいものを持っているということは、生得的なものというよりはやはり「インプラント」と考えるべきなのでしょうか。胸が疼くくらいで済んでいるというのが不思議なものです。何でそんなものを体内に持っているのか、本人は今まで全然知らなかったようですが、いつか敵の領土艦の「ソレイユ」を察知したことを思いおこすと、クレオの「ソレイユ」と領土艦にある「ソレイユ」は感応するらしいということも考えられますね。ということは、ヴェッティ@石田彰との決闘の際に、いきなり光がぶわぁッと放たれ二人とも吹っ飛んだ「怪現象」も、実は「ソレイユ」と感応したのかもしれません。そうすると、ヴェッティの右目にあるのも「ソレイユ」ということになります。しかし、それがいったいどうした?というのは依然として不明です。ヴェッティが集めている巨大戦艦と何らかの関係があるのかもしれません。
 「ソレイユ」の他のもう一つの収穫。
 クレオが逃げ込んだ坑道の最深部にある監獄で出会った、伝説の英雄・ガウェイン提督@小川真司という新たな登場人物。どうやら王家に仕えていた人物のようで、「風はやがて嵐を呼ぶ」という台詞が合言葉となって、「お待ちしておりました、殿下」とクレオの前に跪いたことで、漸くクレオが「王家の末裔」であることが証明されたわけです。あー、よかった、よかった。ま、今回はこの思わぬ出会いのみだったので、クレオの経歴や経緯などは、次回以降に持ち越しです。
 後半にきてやっと主人公について語られる機会が来ました。ここまで引っ張ってきたのは、後半ストーリー、怒涛の展開のための「タメ」ですね。
 前半ストーリーはややヴェッティの側に比重が置かれていた感もありますから、後半は「逆襲のクレオ」ということで、嵐を呼んでくれそうです。
 さて一方、クレオの好敵手ヴェッティの方は、我がものにせんと執着し続けていた人間が、思いをとげようとした正にその時に、実は別人だったということが判り、失望と落胆で殆んど心此処にあらずといった風体であります。その憔悴ぶりが却ってヴェッティのミシェル(兄)への「愛」の深さを物語っているのでありました。ヴェッティの「愛」というのは、通常考えられている「愛」とは異なっておりまして、異性愛を「正常」とする社会通念上の道徳的観念における立場とは随分かけ離れたものであります。そういう倒錯的性向かつ冷酷な一面をも持ち合わせている気質というのは、倫理観とか常識的な通念を転倒させるものであり俄かには理解しがたいのだけれども、いったん倫理観をかっこに入れてみると、結局のところ、ヴェッティの愛というのは、相手を服従させ支配すること、その一点につきるような気がします。相手が憎悪を剥き出しにして抵抗すればするほど、それを屈服させることに至福を見出すということです。相手の感情とかは全然一顧だにしないわけです。そんなサディスティックなものも、強烈な自己意識の“素の姿”ともいえます。どろどろした情念的なものがあるわけですな。それは人間の総体性を表しているともいえます。また、人格形成において少年期の体験が大きく影響していることを鑑みれば、そういう愛の形しか知らないというのも不幸といえば不幸なことであります。ただ、そうは書いてはいても、ヴェッティというのはやっぱひでぇ奴です。その不幸なヴェッティ閣下に、愛のない結婚と覚悟していたのにヴェッティへの愛に目覚めてしまった(?)レイチェル@柚木涼香は、真実の愛を与えることができるのでありましょうか。おや?“昼の愛憎ドラマ”を見ている気分になってきました。ところで、ヴェッティは傷心のあまり、喪失感に苛まれているわけですが、これ、ミシェル(兄)への失恋からだけではないと思われます。それは、「好敵手」の不在。クレオを葬った(と思っている)のはいいけど、今までまがりなりにも自分を満たしていた存在がなくなってしまったことによる喪失感です。要するに、張り合いがなくなっちゃったわけですね。自己意識は、他の自己意識と出会うことによって、その輝きを増していくのです。まぁ、でも今は監獄にいるクレオが嵐を起すので、その喪失感もそのうち払拭できることでしょう。
 あっと、ミシェル(妹)@甲斐田裕子のことを書くのを忘れていました。ヴェッティに陵辱されたと思っているミシェルは死への誘惑に駆られますが、なんとか踏みとどまりました。が、人民軍の裏切り者の陳情を受けたり、ミシェルのストレスは溜まる一方であります。そろそろ脱出せねば。

 次回は、ある「秘密」がわかるそうで。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年7月 6日 (木曜日)

ガラスの艦隊 第14回「夜明けのごとく・・・」

 「われわれが暮らすこの銀河は、宇宙の中心、黒十字へ向かってゆっくり近づいている。その黒い十字を越えたとき、我々は新たな超銀河を手に入れられると、十字星教は説いていた。そこには究極の理想が待っていると。」
 今まで冒頭のミシェル@甲斐田裕子のナレーション(ポエム)は、無駄に聞き流していましたが、この“ポエム”にストーリーの“鍵”があったことに初めて気が付きました。
 銀河系の中心には、ブラックホールが存在しているということですが、「ガラスの艦隊」における、宇宙の中心、黒十字の星というのは、この“ブラックホール”のことのようであります。えらいこっちゃ。光さえも逃れられない“ブラックホール”に吸い込まれたら人間なんてペシャンコになってしまうかもしれないのです。十字星教は、黒十字の先には理想の世界がある(う~ん、つまり楽園ということでしょうか?)という教説を唱えており、通常の人間はみんなそれを信じているようであります。ここで、この黒十字の星の存在による「ガラスの艦隊」の世界の行く末と、太古の巨大戦艦あるいはテクノロジーの復活というヴェッティ@石田彰の夢が、符合していくのではないかと推察する次第であります。
 さて、形式的には和睦による停戦だが、実質的には人民軍の敗北で幕を閉じた戦いの後、ヴェッティに倒された我らが主人公クレオ@津田健次郎はどうなったかといえば、神聖皇帝軍に捕まる寸前に救命ポッドでアイメル@植田佳奈とともに脱出したが、見知らぬ砂漠に不時着して、そこが運の悪いことに“監獄施設”だったわけで、野獣の檻に放り込まれてしまったわけです。こういう末端の部署には、クレオがヴェッティ閣下の最重要人物だという通達は行き渡っていないようなので、人民軍の幹部の一人と思われただけみたいでした。人体解剖大好きな女医ミュスカ@園崎未恵が、クレオの身体に残る外科手術の跡とクレオ自身の驚異的な治癒能力に目をつけたことで、クレオの“胸ピカ!”の秘密もそこにあるのか?と思ったりして。やっぱりあれは先天的なものではなく、後天的なものなのかもしれません。アイメルとともに投獄されたクレオは、先客たちの洗礼を受けるも“牢名主”を倒して、新たな“牢名主”に(笑)
 “牢名主”はいいのですが、最初の方でクレオの少年時代の回想があり、「風はやがて嵐を呼ぶ」というのが、エッカルド@斧アツシという人のウケウリであったことが判明したこと以外、未だクレオの過去の詳細はわからず。お前はいったい、誰だ?
 一方、形だけの停戦条約を人民軍に結ばせ、戦いに勝利したヴェッティは、銀河すべての領土艦の接収を急ぐように指示。いよいよ、領土艦が集まって“巨大戦艦”になる、という予測がその通りになりそうな気配です。自分の野望達成のために着実に歩を進めているヴェッティ。そして、長らく待ち焦がれていた愛しのミシェルと漸く想いを遂げることができるとご満悦。自分が望めば銀河の全てが自分に味方すると豪語していたヴェッティに、手に入れられないものなどないのです。ですが、ちょっと待ってください。ヴェッティは、ミシェルが実はミシェルではなく、ミシェルの妹であることには全く気がついてはいません。それは一部の者と視聴者だけが知っているのです。ゆえに、視聴者はこのヴェッティの「大いなる勘違い」の先にある結末をある程度予想しており、管理人は本当にヴェッティが道化の如く思えて、憐憫すら感じてしまうのでありました。ワインに睡眠薬入れて抵抗できないようにさせてミシェルの唇を奪うなど、卑怯極まりない方法ですが、卑怯という言葉さえも何のそのというその強引さが、ヴェッティの特質を如実に表しているのでありました。それはさておき、意識を失ったミシェルの服を脱がした時(画面上カットはなし)に、ヴェッティは「大いなる勘違い」にようやく気づいたのであります。視聴者はバッカで~と揶揄するのですが、当の本人にしてみれば、宝箱を空けたら空っぽだったという事態よりも遥かに大きい失望と落胆を経験するのであります。衝撃があまりに大きかったせいで、ヴェッティはそのままミシェルの貞操を奪ってしまえ、という暴挙には出なかったと思われますが、さてどうでしょう。一人ぽつんと椅子に座って、明らかに沈んだ声で「君にもう用はない」と言うヴェッティ。あれほど愉悦に浸っていたのに、一転して深い失望を味わったヴェッティ閣下の周りに漂うそこはかとない寂寥感がまた哀れを誘うのでありました。この出来事によって今まで攻勢であったヴェッティ閣下の勢いが、徐々に殺がれていくのではないかと推察する次第です。
そこです、クレオが逆襲をかけるのは。だからさっさと“牢名主”として囚人を引き連れて反乱起してください。

 次回は、どうやらストーリーの重要な“アイテム”が明らかになるみたいです。それも気になるところですが、ちょっと、ちょっと、「愛はない」と言っていませんでしたかね、レイチェル様?

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年6月28日 (水曜日)

ガラスの艦隊 「第13回「迷宮のごとく…」

「迷宮のごとく・・・」というサブタイトルではありますが、「ガラスの艦隊」の物語自体はさして支離滅裂さというものもなく、うまいこと纏まっているという印象でありまして、立派にサブタイトル付けておきながら「総集編」という趣向ながら、これまた手際よく前半のストーリーを締めくくっている次第であります。
 「総集編」なんで、特に感想も何もありませんが、こんな感じの総集編でした。
 さぁ、みんなで復習しよう。

①ラシーヌ、行方不明の兄になり代わり、ミシェル・ヴォルバンとして人民解放運動の先頭に立つことを決意。

②ミシェル、神聖皇帝軍に危うく囚われるところを、クレオのガラスの戦艦に助けられる。王家の血筋だというクレオは、「天下を取る」、と啖呵をきる。

④ヴェッティ、仮面舞踏会で法王の娘レイチェルと出会う。「偽りが真実になる場合もある」という持論を展開。

⑤預言者ギルティの預言。同じ預言をクレオとヴェッティに与える。ヴェッティはこの預言でレイチェルとの結婚を決断。この預言は最後まで覚えておいたらいいらしい。

⑥クレオ対ヴェッティの初対決。双方とも服を破くほどの熱戦だったが引き分け。「銀河の運命まで変えてしまう、一瞬の出会い」だった。

(CM)「〔ガラスの艦隊〕のDVDが出るぞー!」「おー」
    第一艦タイトル=オ・レ・の・名・は・疾・風・の・ク・レ・オ・だ (な、なんというタイトルでしょうか・・・)
(CM終わり)

⑦ヴェッティ、自らの野望の真意を語る。キーポイントは、「巨大な戦艦」と「テクノロジー」。でも、ヴェッティさん、なんだか具合が悪そう。

⑧ミシェル、行方不明のはずだった兄・ミシェルと再会。しかし、ミシェルはクレオを選ぶ。さようなら、兄上。

⑨ミシェル、自分の領土艦に戻ったところで、女であることが露見してしまう。

⑩レイチェルの「ういごの儀式」で、ヴェッティはレイチェルと再会。

⑪ミシェル捕縛に向かった「旦那様大閣下」ジョン・フォール伯爵敗れる。

⑫ヴェッティの元愛人・B.Bと人民軍が協定を結ぶ。ヴェッティ、腹いせ攻撃の後に「食えない奴らだね」と一言。

⑬ヴェッティ、レイチェルを口説いて結婚を承諾させる。ラルフは覗き見して、愛なき結婚であることを再確認。

⑭人民軍と神聖皇帝軍が激突。クレオとヴェッティも再び相見える。クレオ、ヴェッティの剣を折るも、突然体に変調をきたして、逆に返り討ち。助けに来たミシェルも、ヴェッティの手におちる。

⑮ヴェッティ、戴冠式とレイチェルとの結婚式を同時にやって、名実ともに銀河の覇王に。

 さてさて、次回はいよいよ後半のストーリーが再開です。

“目覚めれば、そこはならず者たちの巣。闇にさす一筋の光が銀河に再び疾風(かぜ)を巻き起こす。次回、「ガラスの艦隊」、「夜明けのごとく・・・」。革命の銀河、ルネッサンス。“

 なんだ、もうクレオ復活か。

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2006年6月23日 (金曜日)

あおり返し!

 ガラスの艦隊」漫画情報!
  6月26日発売「Roger/ラジャー」にて、「ガラスの艦隊」漫画連載開始!
  作家はアニメのキャラクターデザイン等で活躍中の「はぎのひさめ」さん。
  「ガラ艦」キャラ達の活躍が楽しめます!

 (公式ページより

 漫画化、キター!
 で、「Roger/ラジャー」ってどういう雑誌なん?

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2006年6月21日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第12回「落日のごとく…」

 さぁ、やってきました、週に一度の「ドラマチックアワー」。

 「ガラスの艦隊」前半のクライマックスです、今回は。人民軍と神聖皇帝軍が激突。大規模な艦隊戦を展開していきます。燃えますぜ。

 ヴェッティ@石田彰の“バラの投擲”で神聖皇帝軍の攻撃が開始されると同時に人民軍も一斉砲撃。両軍激突した後に、人民軍は左右に展開し、神聖皇帝軍を挟撃しようとしますが、ジラード提督@大川透は構わずに正面突破し、人民軍の本陣を狙います。が、その時、神聖皇帝軍の上方から物凄いスピードで接近する小型艦が!来ましたよ、クレオ@津田健次郎のガラスの戦艦が。ガラスの戦艦は小回りが利くので、神聖皇帝軍の艦艇の間をすり抜けつつ、次々と撃破していきます。「王家秘伝の技術をなめるなぁ~」と武器マニアのおっさんが大張り切りです。がしかし、神聖皇帝軍の高速艦が3隻、ガラスの戦艦を迎撃。捨て身の攻撃であわや、と思ったが、ガラスの戦艦の強度は相当なものみたいです。突っ込んできた高速艦をあっさり撃退。一体どういう硬度の材料を使っているのやら。メカニック関係の情報は未だ開示されていないので、そのあたり、不明です。王家秘伝というから、特別なものなのかもしれません。
 一方、熾烈な戦闘が行われている中で、十字星教の教会では静かに神聖皇帝と法皇の娘との契りの時を待ち構えています。ヴェッティの求婚を受け入れたレイチェルも、粛々と結婚式が始まるのを待っているのでした。愛のない結婚を承諾したが、承諾したからにはヴェッティの戦いの行方を見守り、毅然として誇り高さを失わないでいようという気概みたいなものを感じますた。親父はしてやったり、とウハウハですがね。
 さてさて、両軍一歩も引かず、戦いは消耗戦になろうという状況の中、ヴェッティの参謀、コンラッド@青山穣
が一計を献策。このタイミングで人民軍に和睦を申し入れようという。うむむ、人民軍の中に和平派がいることを感づいていたのでしょうか。
 早速、内密に人民軍へコンラッド参謀自ら出向き、人民軍幹部ヘクター@飯田浩志に和睦を申し入れますが、主戦派テオドリック@大川透は当然猛反対。しかし、なんですか、彼ら二人は幹部とはいえ、このような重要な案件をミシェル@甲斐田裕子にも他の幹部にも一切知らせないというのはどういうことでしょうか(汗)。戦いの最中だったから、というのはちと理由がお粗末すぎやしませんか。これがヴェッティのいう「纏まりのない大衆主義者」の悪い所なのでしょうかね。和睦派と主戦派の意見のすり合わせが必ずしもうまく行っていない人民軍だったから、どこかで綻びがあったのでしょう。人民軍の自由主義的雰囲気も、意見集約ができていないと非常事態の時は両刃の剣であります。こういう時は、誰か一人を頭に頂いて強いリーダーシップを取って皆がそれについて行く、という集権的な組織の方が効率的であります。ということで、人民軍はまんまと神聖皇帝軍側に弱点を突かれてしまったのでありました。
 和睦派のヘクターは、ミシェルを引き渡すことを条件とした講和条約をのもうとしますが、主戦派のテオドリックはヘクターの「裏切り」を直感。怒り心頭のテオドリックは交渉の席を立ちますが、ヘクターはこれを刺殺。勝手に条約書を締結してしまいました。
 さて、そんなことが起こっていようとは露知らず、クレオはヴェッティのいる領土艦コート・ドールに「心臓抜き」を仕掛けますが、予めクレオの攻撃を予想していたヴェッティはコート・ドールのブリッジの壁面を補強しておいて、突っ込んだまま動けなくなったガラスの戦艦を捕縛。してやられました。
 ところがクレオは全く意に介さず、「ケリをつける」と言って単身ヴェッティの許へ斬りこんでいきます。
 来たー!今回の最大のクライマックス。
 「風はやがて嵐を呼ぶ」
 「私が勝つのは銀河の運命(さだめ)。君はその運命には逆らえない」
 と応酬しつつ、丁丁発止の剣戟が続きます。
 クレオは「風」、ヴェッティは「運命」という言葉を常々口にします。それが彼らの意志・信念の表れであります。「天下取りを狙い」一陣の風となる者、運命に導かれるまま銀河統一を目指す者。まさしく、二つの意志が激突した次第。二つの対立項が相克している瞬間であり、勝つか負けるかのギリギリの状況で、各々の意志が凌ぎを削る。この展開は燃えますわ。「至高」のものを感じますよ。
 ここで、何やらヴェッティの右目が金色に輝き、クレオの胸にも金色の輝きが。最初の決闘(第4回)でもありましたね、これ。すぐ側にある“ソレイユ”の輝きに感応したわけではあるまいが、両人とも何か身体の中に「インプラント」でも仕込まれているのでしょうか。
 「この銀河には、お前の哲学なんざ思いもよらねぇことがあるんだぜ」
 勝利を確信しているヴェッティに揺さぶりかけ、剣を誘い込んで狙い済ましてすり抜けざまにヴェッティの剣を折るクレオ。「思いもよらない」事態にヴェッティ驚愕。クレオ、見事にヴェッティの野望を打ち砕くか、と思ったら、ここで再び「思いもよらない」ことが!とどめの一撃を振り下ろそうかという瞬間に、何やらクレオが苦しみだしました。えー。一体何が起きたのでしょう。持病があるとも思えなかったのに、このクレオの苦しみ様はいささか唐突です。深読みするならば、胸をおさえていることから、ヴェッティの右目と同じく曰くありげです。立場が逆転したヴェッティは、クレオの胸を貫いて頂上対決に勝利し、クレオを助けに来たミシェルもその手中に収めます。決定的瞬間を逃したのは全く以って惜しい!剣の勝負ではクレオは勝っていたのに。
 そして、停戦の花火があがり、人民軍と神聖皇帝軍の戦いは終結。
 神聖皇帝側に有利な講和条約の締結して停戦、クレオを倒し、ミシェルまで手に入れ、そしてレイチェルとの婚姻を成立させ、改めて皇帝の帝冠を受ける。何だか、ヴェッティの一人勝ちじゃありませんか。
 そして、ヴェッティの眼差しは既に先に向かっている、というところでおしまい。
 いや~今週も面白かった。
 虫の息のクレオはいったいどうなるのか。脱出しようとしていたところを神聖皇帝軍に見つかっていたし。後半、クレオの「逆襲」に期待する次第。

 次回は、「総集編」の予感がするのだが。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年6月19日 (月曜日)

運命は風の如く

 放映当初からそのトンデモ設定とぶっ飛び展開が大ウケ(?)の「ガラスの艦隊」。
 今年上半期の「最悪アニメ」の候補だと揶揄されつつも、ツボにはまった人も結構いるらしい。

 ストーリーの前半がそろそろ終わりそうなんで、未だにわからないあのシーンとか、今後の展開の伏線とか、思いついたことメモしておきましょう。


・「双頭の鷲」
 “終りのとき、双頭の鷲、生まれる。一つは鉄の鎧をまとい、一つは愛の神とならん。やがて二つは一つとなり、汝、この銀河を一つにせしむ”という預言者ギルティの預言にある言葉
 “「鉄の鎧」=クレオ、「愛の神」=ヴェッティ”説
 “「鉄の鎧」=ミシェル、「愛の神」=レイチェル”説
 諸説さまざま。

・「テクノロジー」と「巨大戦艦」
 ヴェッティの銀河統一の野望の先にある夢。何かトンデモないものらしい。後半のストーリーの鍵となりそう。公式ページでは「じわじわと人類を更には宇宙全体を飲み込もうとする巨大な力が世界を侵食し始めていた…。」とストーリー全体の解説でこう書いているので、それとも何か関連があるとみた。

・「ソレイユ」
 公式HP見ても、どういう代物かなんだかはっきりしない。ソレイユ=太陽だから、エネルギー源と見るべきか。「テクノロジー」と関係があるかもしれない。

・「ガラスの戦艦」
 滅亡した王家秘伝の技術の結晶らしい。私見では、これも「テクノロジー」と関係があるのではないかと思う。
 この戦艦が変形した姿が何かに似ていると思ったが、この間飲み屋に行って気がつきました。「ホタルイカ」。

・「領土艦」
 惑星に住まないこの世界の人類のコロニーみたいなもの。領土艦はくっついたり、離れたりできる。これは「巨大戦艦」と関連があるかもしれないと管理人はふんでいます。

・「ピカーッ!」
 クレオとヴェッティの初対決の時に起きた“謎の現象”。いや、これは現象というよりも、何らかの象徴と見るべきか。

・「ロゴマーク」
 宇宙にポッカリ浮かぶ、十字の形した得体の知れない物体(?)壊れた戦艦とかが吸い込まれていくような描写(第1話)があったから、あっちの世界とこっちの世界の出入り口かも。“閉ざされた宙域”と公式ページに書いてあるから、その先はホンモノの真空の宇宙だったりして。

・「ヴェッティの右目」
 虹彩異色症説と義眼説あり。管理人は義眼説に一票。王家が倒された先の大戦で瀕死の状態で拾われた、とご本人仰ってたので、体のいろいろなパーツとともに、右目もそのとき潰れてしまったのかもね。だけど、時々痛むらしく、何か悪い病気を患っているご様子。だ、誰ですか、性病だなんて言うのは!

・「クレオ」
 主人公なのに未だに謎。王家の生き残りだという出自も本人がそういっているだけで何の確証もありません。早く“過去話”してくれー。王家の生き残りっちゅーことは、ヴェッティの実父も王家に仕えていたから、もしかしたら、好敵手との因縁は幼少時にまで遡るのかもしれません。

・「メカニック」
 もう11話を終わったというのに、公式ページの「メカニック」紹介ページはまだ「準備中」。これは、後半ストーリーの展開に関わるネタがあるからだと管理人は邪推する次第。


 んじゃ、また次回の放送日のあとで。

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2006年6月14日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第11回「餓狼のごとく…」

 中立派の貴族達を取り込んで勢いを増す人民軍と神聖皇帝軍の戦が迫ってくる、という緊迫した情勢のなか、ヴェッティ・スフォルツァ@石田彰、自らの過去を語る、という回だったのですが、いや~、なんだか凄絶ですよ、ヴェッティが語った過去は。
 かいつまんで書いてみますと、王家が滅んだときの大戦で瀕死の重傷を負ったヴェッティは、スフォルツァ家に拾われて養育されていたのですが、スフォルツァ家の当主ヴィンセントという人物がヴェッティ曰く、「愛情と憎しみが同居した複雑な人物」だったそうであります。まぁ、なんだかえらく婉曲的な表現ですが、要するに“マルキ・ド・サド”のような「倒錯者」だったということであります。ある時は虐待を受け、またある時はヴィンセントの倒錯的愛の対象になったということであります。人間としての尊厳を踏みにじられたヴェッティは、そこから逃れるのではなく、人間の欲望を逆手にとって、全てを自らの手中に収めたのでありました。ヴェッティはヴィンセントの妻つまりは義理の母親に迫った末に関係を持ち、その義母をして夫に対する嫉妬心を喚起させた上に夫を毒殺させ、さらに義母を自らの手にかけた。そして、養子であったヴェッティはスフォルツァ家の家督を継ぎ、次々とパトロンを乗り換え、今の地位にまでのし上がっていったというわけです。「ガラスの艦隊」が深夜番組で幸いでしたね。こんな話は、夕方とかゴールデンタイムの時間帯には決して放送できませんって(汗)
 少年期の体験が人格形成に影響を与えるという話がありますが、ヴェッティの強烈な自己意識の背景にあるものは、こういう事だったわけです。ヴェッティは、自分を倒錯的愛の対象とした養父を憎み、またそういう境遇に置いた王家の弱さと王家に仕えた実の父を憎み、深く傷つけられた自分の誇りを保つために、何人にも冒されない強さと力=権力を強く望んだのであります。しかし、その「権力志向」は異常なまでに肥大化して、他者の存在を滅するほどの攻撃性と自己愛を抱かせ、と同時に内なる残酷性と嗜虐性を育てていったと推察する次第であります。そして、そこにはとても恐ろしげな「情念」が見え隠れするのであります。
 ヴェッティは、合理的精神とかいわゆる道徳観とか社会的な規範といった倫理的なもの、そういった一般的な人間がもつと言われる理性的なものだけではなく、憎悪、恐怖、怒り、悦楽、狂暴性といった情念的なものが混在している、極めて「混乱した」人物ともいえそうです。神聖皇帝という地位にあり、部下を擁し、軍を指揮し、一個の人間として生きていながら、論理的に語ることができない、矛盾と倒錯に満ちているわけであります。
 ヴェッティを「悪徳の極み」、と言い切ってしまうこともできるんですが、だけどちょっと考えてみると、人間一般的には、道徳心とか倫理観などの理性的な側面を持ちつつも、非理性的な情念の奔流に絶えず突き上げられているということも言えると思うわけです。憎悪、怒り、悦楽といった情念的なものは、通常の生活を営むうえでは、忌避し嫌悪されるものだけど、誰もがそれを持っている。取り澄ました顔をしていても、その実、矛盾と倒錯を抱えているのが、人間の総体性というものでありましょう。強靭な意志を持ちつつ自己定立する人間にも、そういう暗部が存在している。恐るべし、ヴェッティ・スフォルツァ。
 そして、その忌避し嫌悪される情念の力は、発露されると時として非常に強い力にもなるし、魅惑ともなる。頑なに品性を保とうとするレイチェル@柚木涼香も、その力の前では抗えませんでした。ただ、ヴェッティの内面を垣間見たレイチェルは、強烈な「権力志向」とそれに裏打ちされる情念的な力に、ある種の魅力を感じたのかもしれません。法王の娘という立場にあったレイチェルには、今まで触れたことのないものだったのでしょう。忌避し嫌悪されるものには、逆に人を惹きつける“何か”があるのです。
 おちる、おちると思っていたけど、存外、早い段階でおちてしまいました。偽りの愛も真実に変えて見せる、とヴェッティが豪語していたけど、う~ん、このままいくとやっぱそうなるか?という予感がしますねぇ・・・
 ちょっと今回のヴェッティ閣下の話の内容の衝撃がかなり大きかったんで、すっかり人民軍の方が霞んでしまったような印象です、はい。少し言及しておきますと、人民軍に合流した貴族たちは打算的で自ら先頭に立って戦おうとしない連中ばかりで、案の定というかあまりあてにできそうもないのでありました。大丈夫なのか?人民軍。「お前ら、このままじゃ負ける」と言ったクレオ@津田健次郎の懸念が現実味を帯びそうです。人民軍の敗北を予期するのは、素人集団の人民軍や合流した貴族のことがあるからだけではありません。どうやら、人民軍には内通者がいる様子。あの人です、あの人。しきりに神聖皇帝軍との和平を口にしていた人。怪しいですよー。
 そして、次回は、ついに人民軍と神聖皇帝軍との戦いの火蓋がきって落とされる!
 クレオ対ヴェッティが再び相見えることとなります。
 「見えたか。お前に勝負は見えたか。」
 「見えたよ。勝敗は決した。」
 これを待っていましたよ。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年6月11日 (日曜日)

運命は風の如く、気まぐれです

 放映当初は「なんじゃこりゃ?」という反応が殆どでしたが、回を重ねるごとにその魅力にとりつかれているようで、何だかんだ言いつつも、結構みんな楽しんでみてるんじゃないか?というのが管理人の思うところであります。何の話ですって?「ガラスの艦隊」の話です。

 彩色豊かな、空気と重力が存在する宇宙空間。
 誰も浮かんでいません。浮かんでいるのは、惑星と戦艦。いったいこの世界は重力をどうやって作り出しているのか、謎です。
 さらに、空気が存在すると思われるのに、戦艦が壊れたら一応中の空気が外へ放出されるという、そこだけが妙にリアルだったり。
 そして、また度肝を抜かれたのが、「領土戦艦」という代物。
 推力はいったいなんでしょう?ソレイユと呼ばれるものがどうやら、領土戦艦のエネルギー源らしいのですが、いったいどこの“オーバーテクノロジー”か、これまた不明です。
 雨を降らせたり、雪を降らせたり、どこからともなく風を吹かせたり、どうやって天候を調整しているのでしょう。
 まともなお天道さんの恵みを受けない植物はどうやって光合成して空気を作り出すのでしょう。「暗く、陰鬱な宇宙」(Byミシェル)では星の光も強くはないでしょう。領土戦艦の上でその身をさらす、人間や他の動物たちも、発育不良にはならないのでしょうか?
 考えれば考えるほど、謎です。

 とまぁ、他のブログでも突っ込んでいそうなことを並び立てましたが、こんな荒唐無稽設定を「敢えて」作り出したことに、少々穿ちすぎかもしれませんが、逆にスタッフの作為的なものを感じます。「なんか、おかしなアニメがあるらしい」ヒソヒソ・・・。噂が噂を呼ぶ。「ありえねー」とかいいつつ、観てますしね自分も。まんまと制作側の思惑に乗せられているのかもしれません。

 また、設定がそうなら、登場人物はどうなのよ、といったら、これまた語るに尽くせない人たちばかりでして。
 登場当初から大方の視聴者が女性だと思っていたミシェル・ヴォルバンを、「男」だと思わせるような描写をしつつ、ミシェル・ヴォルバンは女性なのか男性なのか、と混乱させ、実は…女でしたとあっさり本人に告白させる。しかし、今以てミシェルは男だと劇中の殆どの人々は思いこんでいるし。人々はミシェルがラシーヌという女性であることをいったい、いつ知るのでしょう?
 そして、バラと共に現われたヴェッティ・スフォルツァ。銀河統一を目指す若き皇帝、脇には「愛玩」少年がひかえ、済まし顔の冷笑的かつサディスティックな人。いわゆるバイセクシャルなんじゃないかと思わせます。ま、美しいと思う判断基準は様々なんで、そこはとやかくいいません。一応、高貴な方なんですが、顔をあわせただけの相手(クレオ)といきなり決闘をやったり、小姓のラルフ少年が震え上がるほど激したり、何か、付き合いにくそうな人ですね。ほら、何考えているかわからないじゃないですか。銀河統一の先にある、野望の真意を語ったりしましたが、それもどうやら常人の理解を超えているようです。さらに、なにやら「持病」を抱えているようす。いったい何の悪い病気かはさっぱりわかりません。
 最後に主人公のクレオ。第10話まで話が進んでいるのに、この人の背景・過去は「王家の末裔」ということ以外、全くわからない。「天下を取る」と公言しているが、銀河で一番強いやつを倒せばいい、とそんな短絡的なことを言ったりして、考えているのか考えていないのか疑わしいところです。ちなみに、設定では「天才的戦略家」です、一応。どうも、「風」という単語が好きらしく、事あるごとに「風」にまつわる名セリフを残してくれます。「風が笑ってるぜ」。風がどーやったら笑うんだ?!無口なくせして、言うことはコソバユクなるほど「クサイ」。それほど意味があるものとも思えないところが、かなり個人的にはツボです。ヴェッティへの偏執ぶりも尋常ではなく(ヴェッティもまた同様)、天下分け目の大決闘をするつもりで、これがストーリーをドラマチックに仕立て上げる最大要素です。

 主要人物についてこれだけ書いてもまだまだ書き尽くせません。
 アニメは限られたものしか観ませんが、こんな「ぶっ飛んだ作品」は近年なかったんじゃないでしょうかね。

 さて、ここで、管理人の妄想です。
 第3話で預言者の「双頭の鷲」の託宣がありました。
 「鉄の鎧を纏った鷲」と「愛の神となる鷲」。これは劇中ではヴェッティが、自分を「鉄の鎧」としレイチェルを「愛の神」と解釈しています。管理人が推察するに、「鉄の鎧」=クレオ、「愛の神」=ヴェッティ(あるいはその逆)ではないかと考える次第です。「やがて二つは一つとなり、銀河を統一せしむ」とは、ストーリーの終盤にいたって、クレオとヴェッティが何らかの形で歩調を合わせる、ということではないかと思う次第です。何に対して?後々、またトンデモないぶっ飛んだものが出てくるんじゃないかと思うわけです。
 断っておきますが、妄想ですからね、妄想。

 そんじゃ、また放送日の後にお会いしましょう。

 革命の銀河、ルネッサンス。

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2006年6月 7日 (水曜日)

ガラスの艦隊 第10回「悪鬼のごとく…」

 宇宙の中立宙域で最大の勢力を誇る女公爵B・B@唐沢潤とそのバルドー領を巡って、人民軍側と神聖皇帝側は先を争って、B・Bに交渉を持ちかけて、さて、B・Bはどちらの側につくか?ということで、B・Bとミシェル@甲斐田裕子・クレオ@津田健次郎、あるいはB・Bとヴェッティ@石田彰の駆け引きが繰り広げられた次第です。
 女公爵B・Bは莫大な財力をもち、かつその才覚一つで戦乱の世を生き抜いてきたという傑物だそうで、妖艶さを漂わせつつも計算高く、そして抜け目がない。かつてヴェッティがその庇護の下にあったということでありますが、要するに多少力のあるものを手許に置いておき、自分はその裏に控えていて影響力を保持する、みたいな魂胆もきっとあったことでしょう。自分のもつ利益をどれだけ高められるかどうかが肝心なところ。ヴェッティが自分の許から離れようと、また新しい被庇護者を見つければいい。それに一番重要なのは、自己の利益を守るために誰からも支配されないこと、であります。この交渉でのポイントはまさしくそこにあったといえましょう。
 ミシェルは、人民が貴族支配に虐げられている現状とこれ以上の民衆の疲弊は看過できないと、B・Bの賛同を請う。一方、ヴェッティは遠からず戦争が起き、バルドー領も無事では済まされないから、自分と手を組み、神聖皇帝の守護の下に入るように