カテゴリー「CLAYMORE」の12件の記事

2008年7月 6日 (日曜日)

ジャンプSQ・8月号

 クレイモア SCENE.81
 立派な剣士となって再登場したラキ。連れていた“子供”はやっぱりプリシラ。ひとの内臓を口にすることのないプリシラはどんどん体が小さくなってしまったということらしいが、力は依然として絶大。けれども、そろそろそれも限界。
 止められなかったら多分プリシラは自分の内臓を食らうだろう、ってそこまで予見しておきながら、プリシラとともに旅をするラキの心境。かつて自分を拾ってくれたクレアと同じ立場に立っているとはいっても、クレアとラキの時とは違ってかなり厳しい状況ですよね。
 クレアと再会したときのおそらくあると思われる修羅場を想像すると、何か切ないものがあります。


 ジャンプSQ、で真っ先に読むのは「クレイモア」。分厚いわりには読めるところが少ないんですよねぇ。「まつりスペシャル」、「ロザリオとバンパイア」、あとは「貧乏神が!」ですかね、読んでいるのは。

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2008年5月 4日 (日曜日)

ジャンプSQ 2008年6月号 クレイモア Scene 79 東の深意

 クレイモア Scene 79 東の深意
 
 今月号はちゃんと、「クレイモア」載ってました。巻末の目次に作者より「先月は突然すみません」ってお言葉が。

 妖魔が存在する訳とか、組織の真の目的とか目論見というのが、ミリアによって明らかにされた。組織というのが慈善団体ではない、というのはとうの昔にわかってはいたことだけど、「悪魔の兵器」を作るためだったってホントに酷い組織だ(汗)何やらすごい話になってきましたよ。
 組織を潰すという話になると、クレアの当面の目的(はぐれたラキを探しだしプリシラを倒すこと)は少々先延ばしになりそう。

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2008年5月 3日 (土曜日)

クレイモア 第14巻

 数か月ぶりの単行本「クレイモア」第14巻発売。

 聖都ラボナに潜伏するガラテアさんの目が・・・。
 自分を追ってきたクレイモア(クラリスとミアータ)の力を借りて、ラボナに潜む覚醒者をやっつけようというガラテアさんの目論見は外れてしまったわい。話が通じない相手じゃねぇ・・・。
 元ナンバー2“鮮血のアガサ”が無茶苦茶強い。
 さすがのミアータもやられちゃって、さぁ、ピンチだ、というところで、クレア以下7人の北の戦士、現る!
 で、次の巻へ。

 番外編は、「北の邂逅」と「錆なき覚悟」。それぞれ、プリシラとクレアが主人公。

 4日にはジャンプSQ最新号が発売となるのだが、前号みたいに予告なしに休載、とかないよね。

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2008年3月 6日 (木曜日)

ジャンプSQ

 4月号の表紙は「クレイモア」

 クレア以下7人の「北の戦士」、お久しぶり。

 元ナンバー2の覚醒者も難なく退ける。

 今月は、アニメ「クレイモア」のDVD最終巻発売予定。

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2007年12月16日 (日曜日)

#006 「テレサとクレア」

 旅の途中で何かと纏わりついてくる少女・クレアを拾って、というのが前回の話。
 突き放しても決して離れようとしないクレアに根負けした形で旅の同道を許したとはいえ、テレサとしてはこの少女をいつまでも連れて行くわけにもいかない。妖魔を斬ること以外に他に為すべきこともないし、そういう血腥い世界に身を置いている自分には、普通の人間が求める望むべきものも与えてやることもできない、つまり人並みの幸福をこの少女に与えることはできない、と思っている。自分とクレアとでは住む世界が違う、と諦観しているわけであります。
 まぁ、確かに、人間を捕食する妖魔に対抗するためだけに作り出されたクレイモアには、戦いで命を落とすか、生き延びたとしてもそのうち限界を超えて妖魔になってしまう宿命しかない、となれば、虚無的で諦めにも似た思いに落ち着いてしまうのは至極当然でしょう。しかも、孤児となった少女などの身寄りがない者、売り飛ばされた者とか、そういう境遇にあった少女が半ば強制的にクレイモアにさせられちゃう。テレサがクレイモアになった経緯も同様でしょう。結構、ヘヴィな人生です。
 しかしクレアは、そういうテレサの内面を直感的にわかっていた。妖魔に親兄弟を殺されて連れ回され、言葉まで失ってしまう程に心と体に傷を負っていたクレアは、生きる意味や喜びも何もなく、痛みと辛さに耐えかねていた自分の姿をテレサの中にも見出したわけであります。そしてその事を知ったとき、テレサはおそらくクレイモアになってから一度も流したことがないであろう涙を流した、と。ここは感動的なシーンだったですねぇ。
 ここまで感動的なシーンを見せておきながら、テレサはあくまでクレアを連れて行こうとはしなかった。クレアが人として当たり前の幸せを享受して生きていくためには、矢張り自分といるのは相応しくないと考えたわけで。で、仕事で立ち寄った村にクレアを引き取ってもらうことになったんだが、巡りあわせが悪いというか、盗賊にその村が襲われ盗賊団のイカレポンチにクレアは弄られちゃって、テレサは激昂してしまった、と。で、盗賊団を皆殺しにしてしまう。
 <組織>には「如何なる理由があろうと人を殺めてはならない」という掟があり、その掟を破った者は<組織>から粛清の対象になるらしいのです。テレサも例外ではない、と。ところがテレサは粛清を甘んじて受けることなく、クレアを連れて<組織>から離反してしまう。
 テレサを離反という行動に走らせたのは、ひとえにクレアという「生きる意味」を見つけたから。妖魔を斬ること以外に存在理由を見つけたわけでありますな。
 ここからテレサの逃避行が始まるのでありますが、テレサとクレアの旅の終焉は存外早くに訪れてしまうんですよね。悲しい話です。

 次回はSCENE.7「死者の烙印」。

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2007年11月18日 (日曜日)

#005 「微笑のテレサ」

 月刊少年ジャンプが休刊した後、週刊-の方で連載を続けて、この程創刊されたジャンプSQで連載再開の運びとなった「CLAYMORE」。ジャンプSQは順調な滑り出しだけど、月刊誌としてどこまで続いていくのか少々不安です。

 今月末(28日)には、アニメ版DVD「CLAYMORE Limited Edition Sequence.3」 が発売予定です。

 さて、時はさかのぼり、SCENE.5からはクレアの少女時代の話。なぜクレアがクレイモアになったのか、という経緯が描かれるわけだが、ここでの中心的な人物は、最強と謳われるランク付け№1のクレイモア、テレサだ。妖力解放すらしないで、相手に反撃の暇を与えずに瞬時に切り伏せる、というとっても強い戦士。妖魔を斬殺するときの顔が微かに笑っているように見えることから、「微笑のテレサ」という通り名がある。

 で、このテレサが妖魔退治に訪れたある町でひとりの少女と出会い・・・というのが事の始まり。町の人間に擬態している妖魔を片っ端から斬り殺して一仕事を終えたテレサに縋りつく、口のきけないひとりの少女。退治された妖魔に連れ回されて虐待されていたという。
ところが、テレサの方は憐憫の情を示すどころか、懐くな、と一蹴する。この時のテレサはかなり冷酷かつ無慈悲な人なんだな。躊躇なく哀れな少女を蹴り倒す。少女はなおも後を追い続けるが、そのたびについて来るな、とテレサは拒絶する。

 戦いの際に死ぬか、人としての意識の限界を越える時まで、ひたすら妖魔を斬り殺すことだけが生きる目的みたいになっているのがクレイモアなわけだから、心理的には相当荒んでいるのではないかと想像できる。そういうギリギリの一線で生きていると、自然に情なんか失っていくものである。

 しかし、少女はいくらテレサに拒絶されようと、なぜか彼女の後をついて来ようとする。やがて少女を見捨てて死なれ、その責めを負わされることを慮り、少女に同道を許すことになる。というか、少女の一途な行動に根負けした、というのが本当の所だろう。

 テレサは訝る。何故そうまでしてついて来るのだろうか。大方この少女も親兄弟を妖魔に殺され身寄りがないのだろう。しかも妖魔に連れ回され、妖魔と一緒にいたことで人々から救いの手を差し伸べられることもなかった。縋りつけるのが半人半妖の自分だけだったのだろう、と推測する。哀れなことだが、所詮、住む世界が違うのだから、自分はこの少女には何もしてやれない、と思う。

 妖魔ではないけれど、かといって完全に人でもなく、普通の人間のように生きることも適わない、半人半妖の境涯の悲愴感が漂っている。うーん、暗い、暗いよ。画面も暗いけど、雰囲気も暗い。

 さて、途中、盗賊に遭遇したりしながらも、テレサが向かう町まで、という条件付きで共に旅することになったテレサと少女。いつまでも名ナシの少女では不便だから名前をつけようというテレサが思いついたのは、美しく清らかで愛に満ち溢れた双子の女神の名、<クレア>。奇しくもそれはその少女の名前だったとな。因みにもう一方の女神の名は<テレサ>であった。

 次回はSCENE.6「テレサとクレア」です。

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2007年10月23日 (火曜日)

#004 「クレアの覚醒」

 「CLAYMORE」のコミックス第13巻発売中です。今月初めに都内大手書店に行ってみたら売り切れ只今補充中ですた。アニメ版は一応の区切りをつけたけど、原作はまだまだ続きます。

 さて、今回は聖都ラボナでのちょっと骨の折れる妖魔退治の続き、SCENE.4 「クレアの覚醒」。

 仕事を始める前に、今回は少々分が悪いかもしれない、というクレア自身の見立てのとおり、潜入中のために妖気を抑えなければならず、よって大聖堂に潜む妖魔をなかなか見つけられないし、聖都の兵士に二人にチョッカイ出されるで、何かとやりにくい状況に追い込まれてしまった次第。しかも、出て来た妖魔は存外手強く、役に立たない兵士二人を庇ってクレアは重傷を負ってしまうし。

 こうなったら、大聖堂の人間を全員集めてひとりひとり“妖魔改め”をするしかない、てことで司祭から何から一同招集。一般人を装って隠密行動するんじゃなくて、直接確かめてやろう、という手に出たクレア。堂々と、クレイモアです、って登場するところが凄味がある。薬で瞳の色を変えたときの表情は普通の人間の女性という風なのに、瞳が銀色だと極めて異様な印象を与えるもの。聖都に立ち入ることが許されていないはずの忌むべき斬殺者が何故大聖堂にいるのだ、何やかんやといろめき立つ他の司祭達も、クレアの銀眼に見据えられると皆一様に萎縮して不安と恐怖に慄いている。自分が妖魔と疑われている不安というよりも、クレアに殺されるんじゃないかという恐怖の方が先に立っているのかもしれない。
 クレアはひとりひとり妖魔かどうかを確かめるんだけど、ここにいる誰も妖魔ではない。前回、妖魔の右目を潰したはずなのに、ここにいる全員、それがある。妖魔の頭に毛がなかったし顔が丸かったんで、てっきり坊主頭のヴィンセント司祭が妖魔だったんじゃないかと思った。ヴィンセント司祭がそのまま妖魔化したら、あんな姿になると想像した。でも、それも外れ。
 おかしい。大聖堂にいる筈なのに何故妖魔が見つからない、とクレアが考えを巡らせていると、盲点が一つあったことに気づく。体を隠せさえすればいいのだから、擬態するものが生きている人間である必要はない。生きていても死んでいてもいいのだ、ということ。この大聖堂には、昔の聖職者のミイラが安置されている場所(洗礼の間)があった。そこだー!と急ぐクレア。実は洗礼の間で待っていろと言われてたラキがいたわけ。ラキが危ない。ここんところの緊迫感、スリリングさがなかなかの見せ所。

 間一髪、ラキを助けたクレアは、正体を現した妖魔に加勢しに来た聖都の兵士二人と共に向かっていく。今回の妖魔はえらく手強いらしく、おまけにクレアも手負いの状態だから苦戦を強いられることに。前回はクレアに庇ってもらって命拾いした兵士二人も、聖都の兵士だという自負心は持ちつつ、身を挺して盾になったりして半ば総力戦という感じ。最後は大剣(クレイモア)を手にしたクレアが妖力解放した状態でデカ物妖魔を一刀両断して退治に成功するんだけど、妖力解放した途端にいきなり「限界」を超えてしまう。「限界」を完全に超えるとどうなるかといえば、妖魔の体と化すとともに人間としての意識・精神が「あっち側」に持って行かれてしまう。もう半人半妖ですらなく、人間でなくなってしまうんだよね。クレアは人間の意識を保っているうちに自分の命を絶とうとする。ところが、クレアを人間の側に戻したのは、ラキの必死の叫び。クレアが死ぬんだったら自分も一緒に死ぬ。肉親を失って村からも棄てられた不遇な少年が縋れるものが唯一クレアだったということもあるんだけど、何より、ラキがクレアの中に人間らしい温かみと優しさを見ていてそんなクレアに対する思慕とかそれに近いものがあったと思う。そういうラキの想いをストレートにぶつけられたクレアは無意識のうちに自分の中の妖気の暴走を抑えることができた次第。この一件で、クレアは今までの能面のような表情から多少感情的な部分が見え隠れするようになってきて、クレアの表面上の変化だけじゃなく、心理的な微妙な変化も見逃せないところではある。
プラスα。一度限界を超えてしまった影響が後々現れてくる。それはまたこの次の「テレサ編」を挟んで以降に明らかにされる次第。

 次回は過去に遡り、クレアがクレイモアになるきっかけとなった話の序章、SCENE.5「微笑のテレサ」です。

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2007年10月 8日 (月曜日)

#003 「まほろばの闇」

 テレビ放送は既に終わってしまっている「CLAYMORE」ですが、後追いで所感を書いてみたいと思います。

 SCENE 3「まほろばの闇」です。
 本格的にクレイモアの“仕事ぶり”が観られる回。

 聖なる都・ラボナのカテドラルに出没する妖魔退治が今回の任務。ラボナは「神聖な都」なので、妖魔の血肉を取り込んだ、忌むべき存在であるクレイモアは立ち入り事を許されていない。よって、特殊な薬を使って銀眼を元の眼の色に戻し、普通の人間を装い街に潜入する隠密行動を余儀なくされ、しかも妖魔を見分ける力も薬の効果で一時的に失われるという制約つき。妖魔は人間に擬態することもできるので、今回は少々厳しい任務というわけで。

 犠牲者は全て大聖堂の中で出ていることで、妖魔が大聖堂の中に潜んでいると見当をつけるも、薬のせいで所在がなかなかつかめないし、夜陰にまぎれて仕事に出ようとしても、聖都の兵士に“絡まれて”やりにくいことこの上ない。さらに、退治の対象たる妖魔は、どうやら普通の妖魔とは違って、長生きしてより狡猾になっている妖魔=異常食欲者らしいので、簡単に片付けられそうもない。

 少々分が悪いと感じたクレアは“もしも”の時のために、ラキの今後の事を依頼主であるヴィンセント司祭に託すことになる。
 普段は表情に乏しく傍目にはとても冷淡に見えるし、自分に優しさを求めるなとラキを突き放す言い様もするんだけど、クレアの優しさが滲み出ていてちょっとここはいい場面だなと思う。村から棄てられた孤独な身の上に過去の自分をオーバーラップさせているからこそ、ラキに同道を許して連れて来たわけだから、ここに至って放り出すのはいささか非道い振る舞いだからね。

 さて、ただでさえやりにくいのに、戒厳令下の夜間を警邏する兵士二人が、妖しい奴=クレアを見つけてちょっかい出してくる。兵士の中でもそれ相応の手練らいしのだが、クレイモアの相手になる筈もなく、軽くいなされてしまうわけで。聖都を守る兵士だという自負は、クレアが<銀眼の魔女>であることを知るとさらに大きくなって、妖魔の相手にすらならんのだよ、という認識さえも曇らせてしまって、結局、これがクレアにとってあだになってしまうのだ。お前ら自分の力を過信しすぎていないか?と突っ込む間もなく、姿を晒した妖魔に遭遇するや否や歯牙にもかけられず、クレアの邪魔になっていた。案の定、彼らを庇ったクレアは異常食欲者にやられてしまったのだった。
 クレア、ピンチ!で、エンディング。

 ヴィンセント司祭を演じていたのは矢島正明氏。スタートレックの吹き替え版に出演して有名になった人だそうだが、管理人としては矢追純一のUFO番組のナレーションの方が印象強いのですな、これが。渋い配役です。

 次回は、SCENE 4「クレアの覚醒」。

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2007年9月27日 (木曜日)

受け継ぐ者へ

 『CLAYMORE』最終回「受け継ぐ者へ」。
 いや~、なんかクレアがすんごいことになっていたけど、ラキの呼びかけに我に返り、ジーンのお陰で四肢覚醒から戻り、復讐の連鎖を断ち切れて、最後は拍手パチパチだね~。
 いい最終回でした。

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2007年9月16日 (日曜日)

#002 「黒の書」

 この間のSCENE 23「臨界点Ⅱ」も凄まじかったですね…。グガガガガ・・・と唸りまくってますクレアさん…。

 さて、話は遡って、SCENE 2「黒の書」です。

 前回、妖魔に家族を殺されてしまった少年・ラキは、クレアと共に旅を始めることとなり、行く先々でバッサバッサと妖魔を斬り殺していくクレアの超人的な力を見せられるわけだが、そもそも“クレイモア”とは何なのか、というのが今回のお話。
 
 半分妖魔で半分人間、戦う時には瞳を金色に変える銀眼のクレイモアは、「少食」だ。あれだけのパワーと敏捷さを保持しているから、さぞかしカロリー消費が物凄いのだろうと思いきや、オオトカゲの肉も少々口にしただけでもう充分。クレア曰く、二、三日の間に少量食べれば済み、一週間飲まず食わずでも全然平気。たった少量の食料補給のみで活発に動き回れるこの効率性の良さは、彼女達が妖魔の血と肉を体内に取り込んでいるからに他ならない。妖魔の血と肉が人間の体に取り込まれることでどう作用するのかその辺りのメカニズムはようわからんのだが、要はそういうこと。

 半人半妖になると、髪や体の色素が失われて、瞳も銀色になるし、皮膚の色も通常の人間よりも色白になる。そして、でっかい剣をぶんぶん振り回せるほどの力と俊敏さを得ることができる。どうやって妖魔の血と肉を取り込むのか、それも定かではない。原作によれば、腹を裂いて云々とあるから随分と凄惨なものなんじゃないかと想像はできる。異物を入れられた体は半人半妖の身に変化し、その過程がまた苦痛を伴うらしいので、クレイモアになるのはとっても大変、なのだが、多くは自らの意志で半人半妖となるのではないみたいなんだよね。そういう暗~い部分があるわけだ。
 
 かてて加えて、人間に死があるのが避けられないように、クレイモアにも避けられない運命がある。クレイモアとして戦ううちに、その体はじょじょに妖魔に近づいていき、仕舞いには妖魔と化し、人としての意識、理性を失ってしまう。まぁ、要は、「内臓食べたい」ってことになっちゃうわけだ。オールマイティのスーパーヒロインというわけには行かず、唯一の制約がある。

 これは彼女達自身最大の問題でもあって、人の臓物を喰らう化け物になるくらいなら、人のまま死にたい、と思うわけだ。で、もう限界を超えそうだ、だめだよワタシという時を自覚したときに、「黒の書」というのを仲間に差し出す、という一つの約束事がある。大剣の中に各々が、自分の固有の印が刻印された黒い紙を持っていて、この人に、と思う相手にそれを渡す。それは自分を殺してくれ、というサイン、ということらしい。今回、クレアは唯一の友人であるエレナからその「黒の書」を受け取ることになる。クレアは躊躇することなくその仕事をやり果せるのだが、如何ともし難いこととしていつか限界を超えてしまう事を受け容れているからなんだろうなぁ。ほんと、どうしようもないもん。でも、そういう定めはやっぱやりきれないよ。

 そういうなれの果てがわかっちゃっていると何だか絶望的な気分になる。だからこの作品はどよどよ~っとした暗~い雰囲気なんだよね。別に背景が暗いとか画面が暗いとかそういうことだけではないのだ。
 こんなに辛いのにどうして戦うのか、とむせび泣きながら問うラキに、クレアは「それが私達の存在理由だからだ」と答える。
 妖魔と戦い、最終的には自らも妖魔となってしまう運命を負ったクレアの戦いは明日も続く!というところで次回へ。

 因みに、今回クレアの友達、エレナ役は川澄綾子さん。「ぷぎゃ~、千秋せんぱ~い」と“のだめカンタービレ”してた人。主役をはれるキャストでも一週でさよなら。なんて贅沢なキャスティングなんでしょうか。

 今月26日は「CLAYMORE Limited Edition Sequence.2」の発売日です。
 第3話「まほろばの闇」から第8話「覚醒」までを収録。
 006

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2007年8月22日 (水曜日)

すさまじいのぅ

 ウンディーネ隊長、真っ二つ。フローラ隊長、瞬殺。ジーン隊長の○突も通じず・・・。銀眼の獅子王、(ライオン丸)リガルドの前では、成す術なし。今回が一番凄惨な戦闘場面じゃないかと思う。
 プリシラが泣きながら臓物喰らっているのは、人としての記憶が残っているから。ラキ、プリシラの正体を知りつつも、だんだん情が移っていってしまったのでしょうか。ラキよ、彼女はクレアの仇敵です。

 「CLAYMORE」はマッドハウス(制作会社)初の外注作品なのだが、毎日新聞にこんな記事が載っていた。
 インターネットを利用してのアニメ制作のデジタル化。外注がますます増えそうです。アニメの番組って、十数年前に比べて多いですからね。日本の制作会社だけでは追いつかない、コストの問題、とかいろいろ事情があるようです。

 韓国のアニメ技術の高さもかなりのものらしいです。実際、「CLAYMORE」はハイクオリティですから。

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2007年8月18日 (土曜日)

#001 「大剣―クレイモア―」

 4月から放送されている2クールの番組は、大体のものがストーリーの佳境に入っている頃。ちょっとお気に入りの「CLAYMORE」も「北の戦乱」編を経て、いよいよクライマックスを迎えつつあるところ。あの24人のクレイモアのうち、いったい何人生き残れるのでしょうか。
 
 放送当初はこの「CLAYMORE」、まったく観るつもりなかったんですよ。「ファンタジー」というジャンルにそれほど関心があるわけでもなく、裏番組の「ギガンティックフォーミュラ」を観るつもりだった。が、「ギガンティックフォーミュラ」がアレですから。

 「ファンタジーもの」といえば、小説では「グイン・サーガ」、「アルスラーン戦記」を途中まで、漫画では「ベルセルク」を途中まで読んだ。「CLAYMORE」もそれらの部類に入ることになる。ダークな雰囲気を漂わせていることからすれば、「ベルセルク」と作品のイメージとしては近いものがある。しかし「ベルセルク」の方が陰惨さと残酷さにおいては勝るでありましょう。「CLAYMORE」のコミックス第1巻を読んでみた印象においては。

 とはいえ、色や音声をつけて映像化されたものは、明るい色彩を抑えた作りになっていて一層ダークな雰囲気が醸し出され、加えて、全般的に人物や背景なども描き込まれており、非常にキレイな画面。画面が暗いところも多々あるが、迫力がある。因みに、制作現場はお隣の韓国。

 そんなこって、SCENE 1「大剣」。
 “血”を連想させる赤い画面の中、主人公・クレアが人間の腹を裂いて臓物喰らっている妖魔を大剣(クレイモア)で斬殺するシーンで始まる。いわゆる“プロモーション映像”みたいなアバンタイトル。これだけ見れば「CLAYMORE」の基本的なコンセプトがわかってしまう。
 人の内臓を食する妖魔に怯える人間にとって唯一の対抗手段が、クレアたち“クレイモア”と呼ばれる半人半妖の戦士。大剣(クレイモア)を携えているから“クレイモア”。至極単純な命名。
クレイモアは全員、女性。普段は銀色の瞳で、妖魔の力を解放するときは妖魔の瞳の色、金色に変じる特徴がある。漫画じゃ色はなかなか出せないが、銀色の目をギンッとか見開かれると結構、怖い。見た目は人間とはいえその身は半分が妖魔ゆえに、一般の人々には「銀眼の魔女」と呼ばれて恐怖と忌避の対象でもある。クレイモア達は妖魔退治の依頼があったときにとある組織から派遣される。仕事を成したら、きっちり報酬は支払わなければならない。ボランティアってわけじゃない。かなりドライな仕事振り。クレアと同道することになる少年・ラキは、妖魔退治にやってきたクレアを、妖魔に殺された親の仇をとってくれる人だと思っていたが、クレアにとっては単なる仕事に過ぎない。そういう感傷はないのだ。
 えてして正義だの悪だの、英雄的で勧善懲悪的なものが見え隠れしそうなのだが、そういう要素が一切ない。クレイモア達も決して英雄に祭り上げられたりはしない。妖魔の力をもった忌まわしい斬殺者が彼女たちなのだ。
 この殺伐とした雰囲気にさらに拍車をかけているのが、クレアの無表情さと抑揚のない話し方。回を重ねる毎に、表情や喋り方も少しずつ変わっていくのだが、登場当初は人間的感情が欠落しているのが際立っている。とはいえ、兄が妖魔だったことから村から捨てられたラキを過去の自分とオーバーラップさせて助けたりするのだから、本質的な部分では人間味のある人なのだ。
 キャピキャピな女の子とか凛々しい女性役でも定評がある桑島法子さんがクレアを演じていて、これがまたいい感じ。「CLAYMORE」が制作される段階からクレア役は桑島法子、と既に決定事項だったというのも頷けるね。適役。

 次はSCENE 2「黒の書」について。

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