き~みは誰とキッスをす~る~♪(「トライアングラー」)
「ミス・マクロス」コンテストに出場したことで、学校から停学を言い渡されたランカ。「お嬢様学校」は校則に厳しいらしい。オズマに「お前に歌手何か無理だ」と頭ごなしに否定されたランカは、「お兄ちゃんのバカ!」と泣きながら家を飛び出す。ウェ~ン
ランカの行先は、ランカの「理解者」であるアルト。
そのアルトは、といえば、片方のイヤリングを落してしまったシェリルに半ば強引にその手伝いをさせられていた、とな。
「大事なモノ」だから絶対イヤリングを探したい、というシェリル。先々のシェリルの個人的エピソードにつながっていきそうですよね。だいたい、シェリルは、その美貌と美声で絶大な人気を誇り、常にギャラクシー・ネットワークチャートの上位をにぎわす「銀河の妖精」と呼ばれるトップアイドル。性格は高慢で我が強く、しかし何かを掴み取るための努力は決して惜しまない人、でもあるんだけど、あんまり個人的な背景ってまだよくわからないですよね。なので、この「イヤリング」はシェリルのエピソードを語るためのひとつのスパイスになるかな、と思う次第です。
アルトとシェリルは、学校内を探し廻りSMSまで行ってみたけどイヤリングは見つからず。それで二人はどうしたかといえば、アイランドワンの街なかで、ファストフード食べたり、遊覧したり、でイヤリングそっちのけ。オフのシェリルが、マクロスフロンティアの中を見てみたいと希望したから。
バックに流れるのは、“What 'bout my star?”
ここで、視聴者もマクロスフロンティア内の一部を見学できることになるわけですが、ゼントラーディの人々がオリジナルサイズで動き回れる艦もあったんですね。シェリルの出身船団「ギャラクシー」にはなんでもゼントラーディ人はいないらしいので、物珍しくてシェリルはおおはしゃぎ。人類とゼントラーディは完璧に共存しているわけですな。
「おとぎの国」の中で、いいフレーズが思い浮かんだシェリルは、女性用下着(もちろんゼントラーディ・サイズ)に書き書き。近々、新曲を聴けるかも。(May'nさんが4月下旬にレコーディングってのはこれか?)
ところで、アルトを会いにきたランカはミハエル(ミシェル)にばったり出くわし、オズマ隊長の「ランカを探せ」命令を受けていたミシェルを引き連れたままアルトたちのいる、デントラディモール“フォルモ”へ。
ここでミシェル、頑なに家に帰ることを拒否するランカに、「甘えるのもいい加減にしようね、ランカちゃん」ときつ~い一言。お兄ちゃんが説得できなくてそれでアルトに頼ろうという、その程度の覚悟で歌手になろうなんて、甘ちゃんだよ、と。
前回まではアルトがバルキリーに乗る「覚悟」を問われていたんだけど、今度はランカがホントにみんなの前で歌を歌うこと、誰も自分の歌を聴いてくれないかもしれない、それでも歌えるのか、という「覚悟」が問われているわけで。
で、ミハエルに焚きつけられたランカは、マイクもって即座に街頭ライブ。
そして、曲は、シェリルの“What 'bout my star?”
ランカの歌声を聴いた人々は、その声に魅了されて自然と集まってくる。ランカの才能の片鱗がみられるシーンです。
シェリル・ノームの“What 'bout my star?”とは違うアレンジメントのランカ・リー版の“What 'bout my star?”もまた雰囲気の違う感じでいい曲です。
サウンドトラック「娘フロ。」にも是非入れてほしいっすね。
「なんで人は歌ったり、飛ぼうとしたり、はては宇宙にまで出て来ようとしているのか」アルト。
「そうせずにはいられなかったからに決まってるじゃない」シェリル。
飛びたい、宇宙に出たい、そして歌いたい。ふとした願いや希望は、ただ漠然と思っているだけだったら単なる夢で終わるんだけど、本気(マジ)になったら、ひとはその溢れんばかりの衝動を抑えられなくなっちゃう。願いや希望を夢で終わらせるのではなく現実にしようと行動を起こす。
引っ込み思案だろうとなんだろうと、ランカが行動を起こすその原動力というのは、あたしは歌いたいんだ、という内から湧き上がる歌手になりたいという情熱があればこそ。その情熱の前ではミハエルの言った「覚悟」なんてすっ飛ばしちゃいますよ。
ランカが再び歌手への道を歩み出したことを見届けたシェリルは、心おきなくギャラクシー船団に戻れる、と。
ランカが踏み出すきっかけを作ったシェリルも、実は、ランカの街頭ライブを目にして、ちょっとあたしの未来のライバルになるかも?という思いが脳裏をよぎったかもしんないですね。
「デート」の別れ際に、シェリル、アルトの頬にキッス。有名人だからと距離を置かずに自分にありのままで接してくれたアルトにちょっぴり好感を抱いた様子。好きかどうかはまだ5話の段階なんで、まだ恋愛の域にまでは達していないのは確かなんだけど、アルトを信頼しているランカにとってはちょっぴりショックな光景。
ランカにもシェリルにも、頬をほんのり赤らちゃったりしちゃって、アルト。さきざき、お前はいったいどっちなんだ!?と言われそうです。
ところで、ヴァジュラというのは、脳を持たない「生物兵器」らしい。単なる下等生物か、それとも遠隔で誰かが操っているか。ランカの歌に反応した、標本ヴァジュラに浮かび上がったのがヒト型っぽく見えました。新たな異星人との遭遇がありそうな予感。